須磨翔風のプロ注目右腕・槙野遥斗が166球完投「走者を出しながらも抑えられた」

[ 2024年4月29日 13:40 ]

春季高校野球兵庫大会  準々決勝   須磨翔風5―3神戸学院大付 ( 2024年4月29日    ウインク姫路 )

<神戸学院大付・須磨翔風>須磨翔風・槙野遥斗 
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 須磨翔風が土壇場の9回に1点差を追い付き、タイブレークの延長戦を制した。プロ注目右腕の槙野遥斗投手(3年)が11回、166球を完投した。

 「走者を塁に出しながらも抑えられたのはよかった。カーブを多く使うことで、真っすぐのキレも良くなった」

 マウンドの傾斜や固さが合わず、3回まではすべて先頭打者を塁に出した。6回には無死一、二塁から2つの暴投で勝ち越し点を許すなど苦しんだが、視察した巨人、日本ハムのスカウトの前で粘りのピッチングを続けた。

 1―2の9回には、1死二塁から自らの遊ゴロに失策が絡んで同点。3点を勝ち越した直後の延長11回裏は1点を返され、なおも1死満塁のピンチをしのいだ。

 中尾修監督は「負けゲームを拾えた。槙野は100球くらいで代えようと思っていたが、展開的に代えられなかった」と話し、準決勝以降に2試合の公式戦ができることについては「いい経験になると思う」とうなずいた。

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