日本ハム・清宮　周囲に感謝忘れない「人懐っこい」男

パ・リーグ   日本ハム4―3ロッテ （ 2024年4月19日    エスコンF ）

清宮が永田さんに送ったバット
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　日本ハム・清宮は周囲への配慮を忘れない。春季キャンプ前の1月下旬。2軍本拠の千葉・鎌ケ谷で自主トレを終えた後のことだ。2軍のグラウンドキーパーを26年間務め、今春に退職した永田厚さん（60）の元に駆け寄った。「6年間お世話になりました」と記した自身のバットを手渡し、感謝を伝えた。

　永田さんは「“試合で使ったやつなので”と来てくれて。うれしいですよね。彼は人懐っこいので寂しい」と胸を熱くした。多摩川にあった旧2軍グラウンド時代から整備を担当し続けてきた永田さんがもう、一塁ベース付近に残った清宮の足跡をならすことはない。それでも、新人の時からそっと見守り続けてくれた感謝を込め、清宮は「これからも見守り続けてほしい」と惜別した。（日本ハム担当キャップ・田中　健人）