広島・床田「ようやく開幕したなという感じ」 7回2失点&3回に適時打“二刀流”だ

[ 2024年4月17日 05:45 ]

セ・リーグ   広島11-2DeNA ( 2024年4月16日    マツダ )

<広・D>ヒーローインタビューを終えポーズを決める(左から)坂倉、床田、秋山(撮影・奥 調)
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 広島・床田は“遊び心”を持った配球で、DeNA打線を手玉に取った。7回6安打2失点で今季初勝利。先発陣ではアドゥワに続く待望の白星だった。

 「(勝利投手になって)ようやく開幕したなという感じ。左打者が多かったが、嫌な感じもなく丁寧な投球ができた」

 試合前時点で対右打者の被打率が・160に対し、左打者は・364。そのデータもあってか、相手の先発オーダーには左打者が5人並んだ。それでも動揺はなかった。3―0の2回には宮崎に左翼へのソロを被弾。5回無死満塁では井上の一ゴロの間に1点を奪われたが、最少失点で切り抜けた。序盤の大量援護が投球を楽にさせた。「点差もあったので、ほぼ使ったことのないチェンジアップを投げた」。試投した球種で4回2死から牧を左飛に仕留めるなど、収穫もあった。今季は同僚の森下の握りを参考にした落差の小さいチェンジアップを投げているが、この日は投球にアレンジも加え、凡打の山を築いた。

 打席でも魅せた。3回2死満塁ではジャクソンの初球を左前へ。「いいところ飛んでくれた」と今季初の適時打を喜んだ。マツダスタジアムで流れる登場映像では、投手で床田だけがバットを持った映像が流れている。「それくらい打ちたいというのを見せたい」と打撃にもこだわる左腕。ここからも投打“二刀流”で先発陣を引っ張る。 (長谷川 凡記)

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