ドジャース指揮官 乱闘寸前のにらみ合いも「内角への投球は必要」捕手スミスは「なぜ大騒ぎしたのか」

[ 2024年4月14日 16:01 ]

ナ・リーグ   ドジャース5―2パドレス ( 2024年4月13日    ロサンゼルス )

<ドジャース・パドレス>5回、一触即発ムードで輪に加わるドジャース・大谷(撮影・光山 貴大)
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 ドジャースの大谷翔平投手(29)が13日(日本時間14日)、本拠地・ロサンゼルスでのパドレス戦に「2番・DH」で先発出場。6回の第4打席で犠飛を打ち上げ、2試合連続打点をマークしてチームの勝利に貢献した。しかし、一発は生まれずに松井秀喜氏の持つ日本選手最多176号はお預けとなった。また、この試合で安打は生まれず、連続試合安打は8でストップした。

 5回のドジャースの守りで一触即発の乱闘寸前のにらみ合いが発生するハプニングが発生した。ドジャースの先発右腕ギャビン・ストーンがパドレスのジュリクソン・プロファーの内角に厳しいボールを投じた後だった。プロファーがストーンをにらみ返すと、捕手のウィル・スミスと言い合いに。ここで両軍から選手が飛び出して一触即発の展開となった。大谷も後方から乱闘寸前の輪に加わったが、なぜか笑顔。遅れて出てきたパドレスの松井裕樹に対してはウインクするなど、一触即発の中心とはうって変わって和やかな空気を漂わせた。

 この場面について、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は試合後の会見で言及。「1死、1点を争う試合なので内角への投球は必要。投手には走者を出す余裕はない。(プロファーの激高が)駆け引きかどうか分からないが、打者に当てようと思って投げているわけでなく、正々堂々と試合に臨んでいると彼ら(パドレス)に伝えたい」と故意ではなかったことを強調した。

 ドジャースの捕手スミスも試合後「彼は我々が彼を攻撃しようとしていると思ったんだ。彼は無関係のようなものだ。彼が暴言を吐き始めたから、みんな出てきたんだ。なぜ彼がそんな大騒ぎをしたのかわからない」と困惑した様子だった。

 また、ロバーツ監督は6回2/3を2失点と試合をつくり、今季3度目の登板で初勝利を挙げた先発右腕ストーンについては「我々が必要としていた投球。数イニングを無失点で試合をつくる必要があった。一晩中、ファンタスティックだった。1球目から攻撃的な投球でゾーン全体を攻めていた。(右肩痛で負傷者リスト入りした)ボビー(・ミラー)とギャビンは仲が良く、ミラーのためにもっと頑張らないといけないと思ったはず。チャンスが巡ってきて、良い投球をした」と称えていた。

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