大谷翔平 開幕16試合で8部門が自己最高のハイペース 開幕16試合で15長打は大リーグタイ記録

[ 2024年4月13日 15:46 ]

ナ・リーグ   ドジャース7-8パドレス ( 2024年4月12日    ロサンゼルス )

<ドジャース・パドレス>初回、ソロを放つドジャース・大谷(撮影・光山 貴大)
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 ドジャースの大谷翔平投手(29)が12日(日本時間13日)、本拠地・ロサンゼルスでのパドレス戦に「2番・DH」で先発出場した。第1打席で第4号ソロを放ち、元ヤンキースの松井秀喜が持つ日本選手最多メジャー通算175号本塁打に並んだ。また、第3打席には左翼線二塁打を放ち、日米通算1000安打もマークした。試合はドジャースが延長11回タイブレークの末に7-8で競り負け、今季初の連敗を喫した。

 節目の一発が生まれたのは初回だった。山本由伸投手が初回に2ランを被弾し、2点を追う直後の攻撃。1死走者なしで第1打席を迎えると、パドレスの先発右腕マイケル・キング投手の速球を完璧に捉えた。カウント1ボールからの2球目の95マイル速球を捉えた打球は、乾いた音を残してドジャースタジアムの左中間席に着弾した。打球速度107.3マイル(約172.6キロ)は今季最速、飛距離は403フィート(約122.8メートル)、打球角度は25度だった。

 この一発について、大谷は「プレートからはちょっと外れている難しいボールではあったと思うので、それをホームランにできているのは基本的にはいいスイングの軌道だなと思います。基本的にはボールを見逃すのが鉄則ではあるので、手は出ているのでいいところと悪いところがあると思います」と振り返った。

 松井氏はヤンキース、エンゼルス、アスレチックス、レイズの4球団で10年間プレー。大谷はメジャー7年目で松井氏の記録に並んだ。

 大谷は試合後、松井氏の記録に並んだことについて「個人的にももちろんうれしいですけど、日本の野球界にとっても大きいことではないかなと思います。個人的には切り替えて、また次の1本打ったら次の1本ということが大事かなと思います」と話した。

 大リーグ公式サイトのサラ・ラングス記者は、自身のXで大谷が開幕から16試合を終えて過去最高成績のシーズンを過ごしているとデータを交えて投稿。長打(15)、安打数(24)、打率(.353)、得点(13)、塁打(48)、出塁率(.392)、長打率(.706)、OPS(1.098)はいずれも自己最高記録とした。また、開幕から16試合で長打数15を記録したのは、1901年以降では大リーグ史上最多タイとなったことも伝えた。

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