ソフトバンク“有原シート”誕生 プロ10年目で念願かなった 少年少女を招待「野球に興味を持って」

[ 2024年4月2日 05:00 ]

キャッチボールするソフトバンク・有原   (撮影・成瀬 徹)

 “有原シート”が誕生する。ソフトバンクの有原航平投手(31)がペイペイドームの内野席を年間で数席を購入し、地元の野球少年少女を毎試合招待することが1日、分かった。

 「子供たちに一年中、野球を見られる機会をつくれば興味を持ってもらえると思って購入しました。プロを目指すだけではなく興味を持ってほしいです」

 15年に日本ハムに入団し、21年から2年間はメジャーに挑戦。昨季ソフトバンクに加入し、今季でプロ生活10年目となるが自身初の試みだという。「日本ハムでは席を持っていなかったが、持たれている先輩もいた。いつかやりたいとの思いがありました」と明かした。

 今季は3月29日のオリックスとの開幕戦で先発し、7回途中1失点の力投で勝ち投手になった。開幕投手は3度目の挑戦で初白星だった。「選手の必死なプレーを見るのが一番大事と思いますし、僕が投げているときは粘り強い投球や直球で押すところなど、思い切って投げている姿を見てほしいですかね」。自身の座右の銘でもあり、敵、味方関係なく称え合う「ありがとう」の気持ちを伝えたい思いもある。

 開幕2連勝を狙って次戦は9日の日本ハム戦(熊本)で登板する予定。有原は子供たちのためにも腕を振る。

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