阪神・青柳が5年ぶり2度目ボーク 先制許し「一番の反省」 2年連続の開幕先発勝利とは、ならず

[ 2024年3月30日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神0-4巨人 ( 2024年3月29日    東京D )

<巨・神>5回、ボークでピンチを広げ、安藤コーチ(右)とマウンドで話す青柳(中央)(撮影・大森 寛明)
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 2年連続で開幕投手を務めた阪神・青柳が5回3失点でマウンドを去った。今季初黒星も、敗戦を受け止め淡々と言葉をつないだ。

 「任してもらった開幕で先制点を与えてしまったのが一番の反省」

 流れが変わったのは5回だった。先頭・吉川に右翼フェンス直撃の二塁打。続く戸郷へ1球目を投じる動作の途中で球審の笠原審判からボークを宣告された。自身19年以来5年ぶり2度目のボーク。直後はマウンド上で両手を広げ困惑の表情を浮かべたが戸郷を投ゴロ。「バントで送られたのと一緒」と気持ちを切り替えたが、1死三塁で佐々木の打球を処理した木浪のプレーは遊野選となって先制点を献上した。

 最少失点でしのぎたかったが、立ちはだかったのは被打率.520の梶谷。内角へ厳しく投じた直球を捉えられる2ランを被弾した。「僕はベストボールだと思うので、打ったバッターがうまかった」。独特の空気と緊張感の中で、5回を投げ切ったのは9年目右腕の意地だろう。

 2リーグ制以降では球団6人目となる2年連続の開幕戦先発勝利は逃した。21年5月14日から自身5連勝中だった東京ドームでは3年ぶりの黒星。それでも気持ち新たに次戦で今季初勝利を目指す。(遠藤 礼)

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