ロバーツ監督 水原通訳電撃解雇に言及「その問題に関しては申し訳ないが一切コメントすることができない」

[ 2024年3月21日 15:15 ]

<ドジャース・パドレス>厳しい表情で会見するロバーツ監督(撮影・光山 貴大)
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 ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(51)が21日、韓国・高尺(コチョク)スカイドームで行われるパドレス戦第2戦の試合前に会見を行い、20日付で解雇された大谷翔平投手(29)の通訳を務める水原一平氏(39)について言及した。

 ロバーツ監督は厳しい表情で「その問題に関しては申し訳ないが、一切コメントすることができない。一平については何も話せない」「(水原氏はまだ韓国にいるか)分からない。その質問には答えられない」と声を絞り出した。続けて大谷について「翔平は準備ができている。試合に向けて打者ミーティングに参加して備えている。当然試合に臨む準備ができているし、無理なく試合に臨むと思う。(通訳は)今日はウィル・アイアトンに助けてもらうと聞いている」と明かした。また、前夜に大谷と出場について話し合いをしたか問われた指揮官は「話し合いはしていない。翔平はプレーする準備ができていると考えている」と語った。

 前日の爆破予告に続いてチームを揺るがす“事件”が起きたが「我々は野球をやりにここへ来た。確かに昨日そうしたことはあったが、我々は試合に集中し、いい結果を残した。今日もいい結果を残せるようにしたい」と語気を強めた。

 また、メジャー初登板を迎える山本については「由伸には期待している。集中していると思うし、いろんな球種を駆使することができる。オープン戦では75球ぐらい投げている。6回90球ぐらいはいけると思う。そんなに緊張もしていないと思う。十分な準備ができていると思う。今日を見守って、また新たな発見もあると思」と期待を口にした。

 水原通訳を巡っては「巨額の窃盗の疑い」で20日に球団から解雇されたと、21日に地元紙ロサンゼルス・タイムズやスポーツ専門局ESPNなど複数の米メディアが報じた。報道を受け、球団は「ドジャースはメディアの報道を認識しており、チームは通訳の水原一平氏を解雇したことを認めます。現時点でそれ以上のコメントはありません」と声明を発表した。

 ドジャース公式サイトでは、前日までスタッフ一覧に「Major League Interpreter(通訳者):Ippei Mizuhara」と記載されていたが、解雇を受け削除された。水原通訳は、この日行われる開幕2戦目でメジャー初登板となるドジャース・山本由伸投手の通訳としてもベンチ入りする予定だった。

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