【センバツ】大ケガから復帰「2年生」まで全員で回した…学法石川・佐々木監督「みんなが頑張れって」

[ 2024年3月19日 18:12 ]

第96回選抜高校野球大会第2日第3試合   学法石川0―4高崎健康福祉大高崎 ( 2024年3月19日    甲子園 )

<高崎健康福祉大高崎・学法石川>9回、学法石川・大栄は三邪飛に倒れる(撮影・平嶋 理子)
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 9回1死一、二塁。代打で大栄利哉(2年)が打席に向かうと、学法石川ベンチが最高に盛り上がった。

 佐々木順一朗監督は「秋は大栄におんぶに抱っこだったんだから、今度はみんなが大栄頑張れよっ、て。最後の最後で回したことでみんな喜んでましたね」と感無量で振り返った。

 昨秋の福島大会は1年生ながら5試合16打数7安打10打点、東北大会も4試合で打率・333。「4番・捕手」で投手もこなす三刀流・大栄は、33年ぶりセンバツ出場の立役者だった。

 ところが、大会前に大ケガを負う。

 だが、間に合った。ナインが全員で大栄に打席を回そうと必死になった。

 結果は三邪飛。4点差をひっくり返すことはできなかった。

 それでも仙台育英を率いて何度も甲子園を経験した佐々木監督は「仲間が出てくれないと回らないので。これからに繋がるんじゃないかと思えました」と、敗戦の中でもチームの成長を実感していた。

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