ロッテ・種市 ナックルカーブさえたオリックス斬り 初回を13球料理4回2安打零封

[ 2024年3月17日 05:30 ]

オープン戦   ロッテ3―0オリックス ( 2024年3月16日    ZOZOマリン )

<ロ・オ>変化球を効果的に織り交ぜ4回を被安打2、無失点の種市(撮影・長久保 豊)
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 ロッテ・種市が今季初登板の本拠地で「シン種市」を見せた。今季4試合目の実戦で、最長の4回を2安打無失点。「試したいことを全部試せたし、良かった」。リーグ3連覇中のオリックスを寄せ付けなかった。

 球種を増やすため今季から取り組む、120キロ台のナックルカーブがさえた。150キロ台の直球にフォーク、スライダーとは別に、打者の目線を狂わせ、カウント球や勝負球にもなる。4回1死から紅林を見逃し三振に斬るなど、この日は4球。「一番練習したかったボールなので、(捕手のサインに)首を振った。ツーストライクからでも使えるようにしたい」と見据えた。

 初回を13球で乗り切りリズムをつかんだ。昨季1イニング平均の球数は初回がワーストの19・8。「全員3球勝負ぐらいのイメージで。細かいコントロールはないので、真ん中に投げて散ってくれれば」。ここでも、新たな一面をのぞかせた。昨季12打数6安打と打ち込まれた頓宮も2打数無安打。開幕2戦目の先発が内定している右腕が、2週間後の本番へ準備を完了した。(伊藤 幸男)

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