阪神ドラ5の石黒 故郷・愛知での登板心待ち バンテリンDでの3連戦中で登板へ

[ 2024年3月15日 05:15 ]

バンテリンドームのマウンドの感触を確かめる石黒(撮影・大森 寛明)
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 阪神のドラフト5位・石黒(JR西日本)が故郷での登板を心待ちにした。愛知県江南市出身で、小学生時代に観戦に訪れたバンテリンドームにプロ野球選手として初見参。練習で初めてグラウンド内に入り、マウンドの感触を確かめた。

 「見ていたドームに立っているから、不思議な感じ。とてもきれいで“ここで投げられるんだ″という新鮮な気持ちもある」

 思い出の地で好投すれば開幕1軍への足掛かりにできる。新人顔見せの意味合いで起用された10日の巨人戦で最速150キロを投げ込んで1回打者3人斬り。岡田監督の目に留まり、即1軍昇格を決めた。12日のZOZOマリンでの練習でも岡田監督の前でブルペン入りするなど、注目度は高い。

 「前回のピッチングを継続して、何回もいい結果を出したい。1軍の戦力になれるように準備していきたい」

 今回の3連戦中で登板を見込まれ、外野でのキャッチボールなどで調整。グラウンドに立って体を動かしながら、少年時代を思い起こした。「当時は井端さん(現侍ジャパン監督)らが、かっこいいなと。グラウンドに立ってみて、自分も夢を見てもらえる選手になりたいと思う」。当面の目標に急浮上した開幕1軍入りへ。巡ってきた好機を逃すつもりはない。 (松本 航亮)

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