阪神・石黒のフォークは2軍で磨いてきた宝刀 直球と同じ軌道になるように何度も試行錯誤

[ 2024年3月11日 05:15 ]

オープン戦   阪神4―5巨人 ( 2024年3月10日    甲子園 )

<神・巨>阪神・石黒(撮影・大森 寛明)
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 【記者フリートーク 阪神担当・松本航亮】木浪から「エグい」と絶賛された阪神・石黒のフォークは決して偶然の産物ではない。2軍キャンプ地の沖縄・具志川や鳴尾浜のブルペンで、1軍での一瞬のチャンスをつかむために、磨いてきた決め球だ。

 「自分は変化球が課題なので。ブルペンでずっと感覚をすり合わせてきた」

 直球と同じ軌道になるように――。カットボールとともに、何度も試行錯誤を繰り返した球は、大舞台で裏切らなかった。

 指名あいさつの際、「自分は影が薄いので、あまり気づかれない」と謙そんしていたことが印象に残っている。この日は、記者だけでなく、甲子園に詰めかけた4万1129人が石黒の投球にくぎ付けになったに違いない。

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