パドレスの若手有望株メリル、開幕中堅スタメンならグリフィーJr、A・ジョーンズにつぐ3人目の快挙

パドレスの若手有望株ジャクソン・メリル（ロイター）

　USAトゥディ紙のボブ・ナイチンゲール記者がパドレスの若手有望株ジャクソン・メリル（20）がアリゾナのカクタスリーグを担当するスカウトたちの間で評判になっていると報じている。

　元々遊撃手だったが、今季パドレスでレギュラーの中堅手になれるというのである。この50年間で、21歳になる前に開幕戦で中堅でスタメン出場したのはわずか2人しかいない。ともに10度ゴールドグラブ賞を獲得したケン・グリフィーJrとアンドリュー・ジョーンズだ。メリルはメジャーはおろか、3Aでもプレー経験がない若手。中堅をプレーした経験はリトルリーグ含め、今まで一度もなかったそうだ。

　ナイチンゲール記者は実現すれば快挙だとしている。オープン戦はここまで10試合に出て、28打数8安打3四球1盗塁。打率・286、出塁率・355、長打率・357と悪くない成績だ。

　2021年のドラフト1巡目（全体27番目）でパドレスに指名され、大学進学を取りやめてプロ入り。昨季はマイナー選手による球宴にも出場しただけに、今後の活躍に期待がかかる。