イ・ジョンフがメジャー“初本塁打” 第2打席で右越えアーチ 課題の長打力でもアピール成功

[ 2024年3月1日 08:21 ]

ジャイアンツのイ・ジョンフ(AP)
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 韓国プロ野球・キウムからポスティングシステムでジャイアンツに移籍した李政厚(イ・ジョンフ)外野手(25)が2月29日(日本時間3月1日)、メジャーで“初本塁打”を放った。

 イ・ジョンフはダイヤモンドバックスとのオープン戦に「1番・中堅」でスタメン出場。初回の第1打席でいきなり二塁打を放つ幸先の良いスタートを切った。

 3回の第2打席は相手右腕の真ん中付近の直球を捉え、右翼席へ豪快アーチ。二塁を回ったところでスタンドインを確認すると、走るスピードをゆるめ、本塁打の余韻を味わった。

 6回の第3打席は三ゴロに倒れ、3打数2安打1打点となった。

 イ・ジョンフは21、22年にKBOリーグで2年連続首位打者に輝き、22年はMVPも獲得するなど、「韓国のイチロー」と称される好打者。ジャイアンツと6年総額1億1300万ドル(約188億5000万円)の大型契約を結びメジャー移籍。ボブ・メルビン監督が「ケガさえなければ」と開幕戦で「1番・中堅」で先発起用を明言するなど、チームの期待は高い。この日の一発で課題とされていた長打力についても証明した。

 父も「韓国のイチロー」と評された元中日の李鍾範(イ・ジョンボム)さんで、父が中日でプレーしていた影響で自身は名古屋市で生まれた。

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