巨人・菅野　ブルペン55球締め　「間違いなくトップクラスに充実している」

ブルペンで投球練習を行う巨人・菅野（撮影・小野寺　大）
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　充実している証だった。ブルペンで投げ込んだ巨人・菅野は、球数を確認すると「投げ過ぎた」と笑顔で投球練習を終了。40球を予定も、55球を夢中で投げ「体調の良い証」と笑った。

　宮崎キャンプ初日にブルペン一番乗りなど、精力的に投げ込み「そこが1番。実戦重ねたらもっと多分球速も上がっていくと思うし細かい精度も上がっていく」と手応えを語る。キャンプのテーマに掲げてきたスライダーも「凄く安定してきたと思うし、曲がり幅もだいぶ調節できるようになった。手応えはかなりある」と仕上がりに自信をのぞかせた。

　新たな試みも行っていた。本来はしっかり左足を上げる投球フォームだが、この日は、ワインドアップからのクイックモーションも披露。「足上げるバッターとか初球からガンガン来るバッターに対して、そういうものがあるというだけで、ミスショットするかもしれない」と狙いを説明した。直球やカーブなど5球を投じ「全部構えたところに行ったし、使えると思う」と手応え。今後は実戦でも試していくつもりだ。

　キャンプ最終日もブルペンで順調な調整ぶりを見せた34歳。「12年目になりますけど、間違いなくトップクラスに充実していると思う」と納得の表情を浮かべ、キャンプを終えた。（小野寺　大）