今季は日米初の「一塁・大谷」が見られる?大谷翔平が一塁ミット&外野グラブ用意「事前の準備が大事」

[ 2024年2月28日 07:24 ]

試合中にダグアウトで山本(左)と話す大谷(AP)
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 ドジャースの大谷翔平投手(29)が27日(日本時間28日)、アリゾナ州グレンデールでホワイトソックスとのオープン戦に「2番・DH」で移籍後、初出場。5回の第3打席で移籍後、初ホームランを放った。

 3打席で途中交代した大谷は今春初実戦を振り返り「打席重ねるごとに反応も良かったと思うので、徐々に徐々に良くなったかなと思います」とうなずいた。

 また、この日のクラブハウスでは外野手用のグラブに加え、ファーストミットをはめる場面も。「まぁ、そういうこともあるかもねっていう。皆に言えることですけど、そうなってからでは遅いので、事前の準備が大事かなと」と昨年9月の右肘手術により、今季は打者に専念するため、DHだけでなく守備につく可能性も示唆した。

 ロバーツ監督が昨年12月に「翔平と少し話したんだが、(右肘のリハビリが順調に進み)9月になって、ボールが投げられるようになったら、レフトの守備につくアイデアを受け入れる余地はあるのかと聞いた。大谷の返事は“それがうまくいき、腕の状態も良いなら、オープンに考えます”だった。さてどうなるかだ。その頃までは時間はたっぷりあるからね」と大谷の外野起用に言及している。

 実際に大谷はメジャーで21年にも7度、試合の途中からながら外野を守っている。ただ、一塁を守った例はNPB時代も含め過去に一度もない。

 もちろん、現段階で投球も再開していないこともありノックなど具体的な守備練習については「まだその段階ではない。もちろん投げれなければ、そういうこともないですし、そこは優先事項から外れてるので」と慎重姿勢は変わらない。

 それでも状況次第では初の「一塁・大谷」が今季、見られるかもしれない。

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