阪神・梅野 「右肩の肉離れ」で開幕ピンチ…岡田監督「だいぶ悪いんちゃう」 坂本と捕手2人体制構想が…

[ 2024年2月24日 05:15 ]

オープン戦   阪神4ー9巨人 ( 2024年2月23日    セルラー那覇 )

サブグラウンドをダッシュする阪神・梅野(撮影・椎名 航)
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 22日の練習中に右肩を痛めた阪神・梅野隆太郎捕手(32)が、3月29日の開幕戦(巨人、東京ドーム)までの復帰が不透明となった。同日に、沖縄県内でチームドクターの診察を受け、球団は「右肩の肉離れ」と発表した。肉離れは損傷の程度にもよるが、一般的に完治まで3週間程度を要する。約1カ月後に迫ったシーズン初戦への出場に黄信号がともる状況に陥った。

 那覇での巨人とのオープン戦の後、チームから報告を聞いた岡田監督は「だいぶ悪いんちゃう」と厳しい見通しを示した。今季の捕手は、坂本との併用が基本線。投手とのベストな相性を探すべく、今春のオープン戦では、梅野と昨季はコンビを組ませなかった村上や大竹とのバッテリーを試すはずだった。しかし、その計画がいきなり瓦解(がかい)。球団初のセ・リーグ2連覇を狙う指揮官にとって、大きな誤算が生じた。

 梅野はこの日、診察前の午前中に宜野座での居残り組練習に参加した。投手陣とともにダッシュをするなど、キャッチボール以外のメニューをこなした。ファンが求めるサインに応じる際には明るい表情を見せた。報道陣には、「走ったりするのは大丈夫」と話し、宿舎へと戻った。守備練習のスローイングで右肩を痛めた22日は、練習を切り上げて沖縄県内の病院を受診。一夜明けてチームドクターの再検査に早期復帰への望みを託したものの、待っていたのは重い診断結果だった。

 昨季は8月13日のヤクルト戦で死球を受け、左手首付近を骨折。復活をかけるシーズンに向かうキャンプで、予期せぬ故障に見舞われた。田淵幸一を超える球団の生え抜き記録「8年連続」と「9度目」の「開幕マスク」の実現へ、暗雲が垂れ込めている。

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