レイズ・上沢が初ライブBP 30球で7球空振り 日本での平均上回る91マイル記録 地元紙「観客魅了」

[ 2024年2月24日 11:58 ]

レイズ・上沢直之の公式インスタグラム(@u.nao15)から
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 レイズとマイナー契約を結び、招待選手として米フロリダ州でのキャンプに参加している上沢直之投手(30)が23日(日本時間24日)、キャンプ初のライブBPに登板した。上沢も自身のインスタグラムのストーリーズで「Live BPに投げました」と報告した。

 地元紙「タンパベイタイムズ」は上沢のライブBPの様子を報じ、「上沢、初対戦で観客を魅了 そして称賛も」との見出しで首脳陣の称賛コメントを伝えた。

 同紙は選手、コーチ、フロントが見守る中、上沢がライブBPに登板し、マイナー選手らを相手に30球を投じて7個の空振りを奪ったと報道。投球を見守ったカイル・スナイダー投手コーチの「初めてバッターと対戦する彼を見ることができて、本当に興奮している。昨年の日本での平均時速を1マイル上回る91マイル(146キロ)を記録した。それを見て興奮した。彼も興奮していたのは知っているし、最初の2、3球で緊張がほぐれたのかもしれない」とのコメントを伝えた。

 また、投手と捕手でサインを伝達する機器「ピッチコム」の使用に戸惑ったとしつつ、スナイダーコーチは中4日での登板も含め「彼が適応しないといけないことはかなり多い」とも指摘。その上で「ここに来て9~10日で、よく馴染んでいることに本当に感心している」とも話した。

 上沢は同紙や大リーグ公式サイトの取材に対し「少し緊張していた。スナイダー投手コーチからいろいろなアドバイスをもらった。そのために努力をしてきたし、シーズンに向けて準備をしてきた」と話した。

 上沢は複数球団からのメジャー契約オファーを断ってレイズとマイナー契約を結んだ。新天地としてレイズを選んだ理由に「他球団の投手がレイズにトレード移籍してから、すごく良い成績を残し、投球を改造して(才能を)伸ばしてくれるという話は聞いていたので、レイズには何かがあるんだろうなと、元々興味だった」とし「メジャー契約であってもマイナー契約であっても、僕はこの1年、単年で勝負しないといけない立場。今年、結果を残さないと来年がない。そこを考えた時に、レイズでやった方が僕が最もレベルアップした状態で今季を終われているのではないかと思った。レベルアップに一番適した環境を与えてくれる。大事なのは今年絶対に結果を残して、来年からしっかりした契約を組んでもらうこと」と決意をにじませている。

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