右肩手術から復帰のリリーバー、トライネン好調「史上最も価値の高い1億5000万円契約になるか」の声

ドジャース・トライネン投手（AP）
Photo By ＡＰ

　ドジャースのブレーク・トライネン投手（35）は右肩の手術で2023年は登板しなかったが、今年は調整が順調にできている。

　大リーグ公式サイトがライブBPでも多数の空振りを奪い、打席に立った選手から称賛の声が上がったと報じている。

　今季の年俸はドジャースがチームオプションを行使したことでわずか100万ドル（約1億5000万円）だが、対戦したマックス・マンシーとギャビン・ラックスは「史上最も価値の高い100万ドルの契約になるかもしれない」と目を丸くしている。

　もともとトライネンは逸材。球速97マイルのシンカーを軸に、カッターとスライダーで空振りを奪う。アスレチックス時代の18年は68試合に登板、防御率0・89、38セーブ。オールスターに選出され、サイヤング賞投票でも6位に入った。21年ドジャースでも72試合に登板、防御率1・99と打者を圧倒している。

　ドジャースのブルペンはエバン・フィリップス、ブラスダー・グラテロル、ライアン・ブレイシア、ジョー・ケリーなど力のある右腕がそろうが、トライネンが復活することでさらに強力になる。