日本ハム・新庄監督 青コーン走塁改革 膨らまない「三塁コーナリング」で得点チャンス膨らむ

[ 2024年2月14日 06:00 ]

走塁練習で青のコーンを踏んで苦笑いする日本ハム・五十幡(撮影・高橋 茂夫)
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 【キャンプ追球 ここにFOCUS】たった1センチの膨らみが、本塁クロスプレーでアウトとセーフを分けることもある。昨季は31試合で1点差負けを喫して2年連続最下位に沈んだ日本ハム・新庄監督も、走塁が今春の課題の一つであることは分かっていた。

 キーワードは「三塁のコーナリング」だ。この日の走塁練習では三塁線の外側約50センチ付近に青色のコーンを4つ設置。二塁から生還を狙って三塁を回る際に白線とコーンの間の通過を義務付けた。スピードを維持し、なおかつ膨らまないターンが必要。より最短距離で本塁へ突入するための意識付けで森本外野守備走塁コーチは「(膨らまず)直線で走られると野手も投げにくい」と左翼や中継プレーを行う内野手の本塁送球がしにくくなるという利点も挙げる。

 新庄監督は就任当初から三塁ベースを回る際のコーナリングを指摘。チームでも徹底事項だったが、指揮官は今キャンプでナインの意識が薄れていることを見逃さなかった。上川畑も「1点に関わってくるプレーなので徹底したい」と誓う。新庄流の走塁改革で、勝負強さを磨いていく。(清藤 駿太)

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