佐々木麟太郎の場合は…米国大学のスポーツ進学事情 スタンフォードの学費、寮費など年1000万円超も

[ 2024年2月14日 15:49 ]

花巻東・佐々木麟太郎
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 一発勝負の試験で選考されるのが基本の日本の大学入試制度と違い、米国の大学はペーパーテスト以外にも学校の成績、学校長や教員からの推薦状、ボランティアなどの課外活動や小論文など多角的な審査の末、入学が認められる。

 花巻東(岩手)の佐々木麟太郎内野手(3年)が進学する米スタンフォード大は、平均で約5万6000ドル(約843万円)、寮費や教材費などを合わせると年間1000万円を超える可能性が高い。

 ただ、米国の大学も家庭の経済状況に合わせて様々な学費援助プログラムがあり、学業優秀者、スポーツで大きな実績がある場合などは奨学金も充実している。

 高校時代に一定以上の成果を挙げたスポーツ選手は各大学で評価されやすい傾向がある。

 大学間のリーグ戦なども過熱しており、アメリカンフットボールなど5万人以上の収容力があるスタジアムを持つ大学も多い。

 外国籍の学生の受け入れも積極的で、日本でも近年は若いアスリートの米国の大学への進学が増えている。

 日本からスポーツ留学する場合にはTOEFL、IELTS、Duolingoなどの英語試験のスコア提出が求められ、スポーツの成績と英語力、そして学校の成績など条件を審査された上で入学が許可され、優秀と認められた場合は学費全額免除などの奨学金が与えられる。

 佐々木麟の場合は甲子園(全国大会)出場など優秀な成績を持つことから奨学金が得られる可能性は高い。

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