【阪神・岡田監督語録】「おお。野口、すごいな」「明日は早く終わるで。5勤目やから」

[ 2024年2月14日 05:15 ]

笑顔を見せる岡田監督(撮影・須田 麻祐子)
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 阪神の岡田監督が13日、第3クール4日目の練習を振り返った。新助っ人ゲラのフィールディングのうまさを高く評価した。

 ―投内(投手・内野)の連携で、動きを再確認した。
 「今日の参加者は、ほとんど先発投手な。最終確認やわ。あいつら、次から1イニング、2イニングずつくらい投げていくから。サインプレーはせえへんけどな。ちょっとこっちで1回でもやっとかんと、もう試合ばっかりになってくるからな。(関西に)帰ってもな」

 ―ゲラについて。
 「うまいなあ、元ショートやな。スロー(イング)でも、ピックオフでも、内野手をやってたら、だいぶちゃうと思うけどな。ああいうプレーはな。牽制でもうまいもん」

 ―日本の野球にも対応できそう。
 「まあ、それを対応できるから、取ったんちゃうからな。だから、去年も(映像を)見てんねん、あれな。ちょっとフォームが変わったんよ。安定感が増したというかな。それで今年、取ったんやけど。まあ、あんな細かいプレーとかな、バント処理とか、全然、問題ないよ、やっぱりな」

 ―フィールディングがいいと、中継ぎ投手は自分を助けることになる。
 「全然それはもう、クイックとかでもな、内野をやってたから速いし。別に注文つけるとこないよな」

 ―連携の練習は、去年気になった部分があったから、監督が設定したのか?
 「違うやん、去年と一緒やん。何も変えてないよ。確認だけや。でもシーズンでは、相手もそんなに動いてけえへんしな。去年、バントシフトを敷いたのは2回かな。1年間で。そんなもんやで。どっこもシフトを敷いて、バスターをされて、一、三塁にピンチが広がるリスクを取らんようになったんやな。今は。ピッチャーもけっこう、バスターをやるからな。今はな。そういう練習の方が多いんちゃう?、まあ、こっちもやったけどな、バスターとかな。バントがうまいやつがあまりおらんからな(笑い)」

 ―大竹君がバスター決めた。
 「なあ」

 ―投内連携後の円陣でどんな声をかけたのか。
 「いやいや、まず(アウトを)1つっていうことよ。複数ランナーで2つ殺しにいくよりも、まず1つ、確実にアウトにするということよ。その確認よ。今日でも、外野手がランナーをやってるけど、ゲームになったら、そんなに冒険できひんって。やっぱり、相手もアウトになりたくないからな。もっと慎重にするからな。練習ではいけっていう感じで回ってるけど」

 ―練習で気になることはなかったか?
 「別に。去年のメンバーとほとんど一緒やからな。それはわかってるやろ、タイミングとかもな。ゲラ以外は新しいのはないからな。去年はポジションを変えたからな、最初は全然違うアレになったけど、去年とほとんど一緒のポジションを守っているわけやから。そんなん、戸惑いとか全然ないやん。新しいのはゲラだけやけど、ゲラもちゃんとできるから、別に心配はないよな、全然な」

 ―次のクールは試合がある。今日の投内組が投げるのか。
 「1イニングちゃうか?みんなこっちで1回は投げておかんとなあ。せっかくいい天気で暖かくなったからな。1イニング、2イニングはみんな、いちおうな(投げる)。大竹ぐらいかな、遅れて投げへんのは。まああのへんは別に自分の感覚で、実戦で調子を上げていったらええだけの話やからな」

 ―村上がバッティングピッチャーをした。
 「おお。野口、すごいな。いきなりなんかなあ。全然バットが振れてないと思てたけど。そら野口にとったら自信なるやろなあ」

 ―村上が悪かったわけではない。
 「そんなことないやろ。まあ試合で投げるまでに、バッターに1回投げておこうって、それぐらいのもんやろ。そんなに全力で投げてるわけではないし、まあゲージ(防球ネット)があるからなあ(投げにくい)」

 ―球種を告げて投げていた。
 「そや、言うてるからのお(笑い)。カーブ行きますっていうたら、(野口は)カーブをホームラン打っとったけど」

 ―球種を告げられていても打つのは難しい。
 「そらなあ。打てんやつは打てんから。打てるだけええやんか。そら小幡が前に飛ばへんかった分を考えたらのう。そら、前飛んだ方がええやろなあ」

 ―16日の2軍戦には宜野座から外野手も連れて行く。
 「何人か行くよ、3人ぐらいかな」

 ―野口も。
 「野口、行く行く、行くんちゃうか。前川、野口、順番に。(故障者が相次いで)捕手がおらんようになったからなあ。片山を一塁って言うとったけど、捕手が2人しかおらんから、小野寺も行かすよ、一塁で。片山を一塁にしたら、捕手の控えがいてないようになるから。だから、小野寺もちょっと一塁を守る。こっちのやつもな、どんどん試合、実戦に行かんと。人数的に打席が少なくなってくるからなあ。あの2人が来たら…、誰や?育成の福島も宜野座に来たら、(野手は)22人くらいになるのかな。今19人か。中川がいてないから」

 ―16日の投手は茨木。
 「茨木」

 ―それ以外に1軍から登板する予定は?。
 「ファームも投げる投手がおるからあ。新人も投げられるからなあ。そのぐらいやな」

 ―ここにいるメンバーはとにかく試合で結果を残すしかない。
 「そうやな。22人。ビジターでは、全員は連れていかへんから。4人ずつくらいは残して、打ち込みをして」

 ―紅白の成績は結果に反映しないと言った。実戦が当たる来週あたりからは、結果を考慮するか。
 「いやいや、まだ評価はな。初めてやのに(笑い)。(紅白戦で)チャートをつけてたけど、俺はチャートを見てないよ。あんなもん、どこの球を打ったとか、今の段階で関係ないわ」

 ―対外試合で違うチームの投手を打てば、見え方も変わる。
 「そら全然違うよ、チャートを見るって言うても、俺は(紅白戦を捕手の)後ろで見とったからな(笑い)。チャート代わりに見とったからな。紅白戦は、インコースを思い切って攻めづらいけど、でも攻めたからあんなに死球ばっかりなったわけやけどな」

 ―大山が三塁で守備練習。監督からの指示か?
 「ああ、そう。いや別に何もないよ。大山は明日(14日)に特打に入ってて、今日は守備をしたいって自分で(守備練習に)行ったみたいやで。三塁とか、そんなん全然知らんよ」

 ―欠席したビーズリーについて。
 「ああ、ビーズリーはあかん。朝ちょっとおかしかったみたいやけど。なんか、何したんやろな。また違う何かをやったんやろな。(右肩が)ちょっとおかしかったって言うので、ちょっと遅れたけどな。投げ始めたけど、あんまり良くないみたいやな。ビーズリーは次のクールで入れ替えるよ。投げられへんから。これから実戦になるのに、投げられへん投手をこっち置いても仕方ないからな」

 ―(帰阪するのではなく)具志川へ。
 「うん。投げられへんねんから」

 ―西勇は宜野座で調整?
 「足な、ふくらはぎとか言ってたけど。アップとか(支障があるが)、ピッチングはできるとかな。だいぶ良くなっているみたいやで。ビーズリーとかも一緒に画像を撮ったらしいけど。まあ、次のクールくらいからは(通常メニューを)できるみたいなことを言ってたけどな。あれだけ投げられたら、肩の方ができてると思うからな」

 ―次のクールでは投手も2軍から1軍へ?
 「(具志川から)4人来るよ。最初から4人(岩崎、岩貞、加治屋、島本)を向こうに行かせてるから。明日はちょっと早く終わるで。5勤目やから。4・5にするで。次もまた5勤やろ?土日や祭日に休んだら怒られるわ。そこに先に試合を入れるからな」

 ―必然的に5勤が出てくる。
 「どっかで半ドンをつくっとかんと。次もやろ?次も5勤よなあ」

 ―最後のクールは5・5勤。
 「そうやな。(試合がない)19日くらいは、半ドンにせなあかんな。19日は土曜日ちゃうやろ?月曜やったら、休みせんかったんやろ?まあええわ」

 ―晴れが続いてイメージ通りのキャンプを送れているか。
 「もう全然よ。だからもう、紅白まではみんなずっと練習をする予定やったからなあ。第2クールにちょっと雨が降ったけど、バッティングは外でできたからなあ。第1クールは心配してたけど、あんなにええ天気でなあ。暖かかったからのう。そんなん、考えられへんやん」

 ―宮崎キャンプを張るチームは大変だった。
 「雨で室内でばっかり打ってたんやろ?室内で打つのと、エエ天気の外でバーンと打つのとでは、全然違うよ」

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