阪神・門別「山本昌2世」襲名や 219勝レジェンド左腕も「体の使い方いい。フォームに欠点ない」

[ 2024年2月5日 05:15 ]

ブルペンで投げる阪神・門別(撮影・椎名 航)
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 阪神・門別が“山本昌2世”を襲名だ。キャンプ視察のため通算219勝を挙げた山本昌氏(野球評論家)が宜野座を訪問。同氏はブルペンをチェックした際に岡田監督から「あそこにおるのが“マサ2世”や」と紹介されたことを明かし、潜在能力に目を細めた。

 ブルペンでカーブも交えて37球を投じた期待のホープ。投球を見守ったレジェンド左腕はためらうことなく絶賛した。「真上から投げられているし、体の使い方もいい。フォームにほとんど欠点がない」。高卒2年目とは思えない完成度の高い投球フォームから繰り出される力強い直球に、実働29年の名投手も前途洋々の未来を重ねた。

 同氏がシーズン13勝をマークしたプロ21年目の04年に生まれた19歳の門別は昨年、鳴尾浜の選手寮にたまたまあった同氏の著書を読破。練習後、称賛の言葉を報道陣から伝え聞き「(本も読んだ)そういう人から評価されたのはうれしい。僕も投げられなくなるまでやりたいと思っているので体が動かなくなるまで続けられるように」と、50歳まで現役を続けたプロの大先輩に負けじと長寿を誓った。

 初の1軍キャンプの第1クールが終了。これまで浴びたことのない視線の数々を受けながら腕を振った日々も「プレッシャーはない。注目されている証なので見てもらえるのはうれしい」と胸を張った。

 11、12日の1、2軍合同紅白戦での登板が濃厚で、あす6日からの第2クールはさらに投球の精度を高めていくつもり。「自分のやりたいことをやれている」。堂々たる言葉が頼もしい。(遠藤 礼)

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