阪神・中野　指揮官の熱い思いに呼応「連覇を達成させたい」　悲願へ若手のサポートも誓う

ミーティング場に向かう阪神・中野（撮影・大森　寛明）
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　阪神新選手会長の中野は、岡田監督のスピーチに呼応した。「2位ではダメ！」。全体ミーティングで口にした指揮官の言葉を心に刻み、シーズンへ向けた準備を進める覚悟を固めた。

　「連覇を目指せるのは僕たちだけ。監督の熱い思いも伝わった」

　岡田監督の経験則に基づいた話に引き込まれた。05年にリーグ優勝を果たして迎えた06年。84勝を挙げても、リーグ2位で連覇を逃した。「優勝した翌年も優勝できなければ、“（周囲から）頑張ったね”とは言われないと聞いた。優勝あってこそと思えたし、連覇を達成させたい」

　悲願達成を見据え、“今キャンプでは、選手会長として若いチームをけん引する。「気づいたことは言いたいし、後輩にはどんどん先輩に聞いて、成長してもらえれば、チームの能力も上がる」と若手のサポートも誓った。