昨年の日本一は自己管理の賜物 猛虎に根付くストイックな精神が連覇をたぐり寄せる

[ 2024年2月1日 05:15 ]

全体ミーティングを行った阪神・岡田監督(右から2人目)と選手、関係者ら(撮影・須田 麻祐子)
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 【虎番アレコレ24 倉世古洋平】日本一になった昨季の虎は、故障にも強かった。主な離脱は、死球で骨折した近本と梅野、WBCの影響が否定できない湯浅くらい。個々の意識の高さが、肉離れなどの“自分発”の故障を最小限にとどめたと見ている。

 そう、今の阪神は自己管理にたけた集団なのだ。優勝パレード開催の昨年11月23日はその典型例。朝から夕方まで行事で拘束された1日でも、何人もが甲子園で汗を流した。

 坂本は「パレードが終わってからだと時間が読めないので」と早朝に筋トレに励んだ。100万人の祝福を受けた後に追い込んだ木浪も「今のチームはそれが普通ですよ」とサラリと言う。心が浮き立つような晴れの日でも、やるべきことをやる仕事人がそろうのだ。

 チームに根付くストイックな精神は、1年で変わるはずがない。1日からキャンプイン。今年も離脱者が少なく、強いチームになると感じている。

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