米CBS「MLBと巨額契約を結ぶ可能性のある3人」に朗希、村上、舜平大選出 朗希の契約更新も報道

[ 2024年1月27日 17:04 ]

(左から)オリオックス山下舜平大、ヤクルト村上宗隆、ロッテ佐々木朗希
Photo By スポニチ

 米CBSスポーツは26日(日本時間27日)、「次にMLBと巨額契約を結ぶ可能性のある3人の芽を出しかけた日本人スターたち」との特集記事を掲載。ロッテの佐々木朗希投手(22)、ヤクルトの村上宗隆内野手(23)、山下舜平大投手(21)の3人を選出して取り上げた。

 CBSスポーツは今オフに山本由伸投手(ドジャース)、松井裕樹投手(パドレス)がメジャー移籍したことなどを紹介。大谷翔平(ドジャース)がエンゼルスにメジャー移籍する際に契約に制限があったことに触れ、日本や韓国からの移籍は一定の年齢を超えるまで待つことが多いとした。その上で記事では「今後数年間に注目すべきNPBの若手選手3人」として佐々木、村上、山下の3人を紹介した。

 最初に紹介されたのは佐々木だ。昨季19個の三振を奪って28年ぶりの完全試合を達成し、次の登板でも8回まで完全投球を行ったことが紹介された。そして「佐々木は、90マイル台後半のライジングファストボールと破壊的なスプリッターという2つの巨大な球種を持ち、年齢と球種からすると衝撃的なほどストライクを投げるセンスがある。プロで対戦した打者の34%から三振を奪っている一方で、四球はわずか5%。参考までにこの29%という数字は、2023年には(20勝を挙げた)アトランタ・ブレーブスのスペンサー・ストライダーに次いでメジャー2位だった。佐々木は耐久性を向上させる必要がある。昨年は故障で91イニングにとどまり、現在までに100イニングを超えたのは1度だけだ。そうでなければ、佐々木はすでに地球上で最も才能のある投手の一人であると主張することができる」とデータを交えて伝えた。

 また、注目のメジャー挑戦時期については「マリーンズはガイドラインが佐々木の収入を制限しなくなる(25歳となる)2026年冬まで、佐々木のポスティングを保留する何百万もの理由がある。もし佐々木の契約に前述の(希望すればメジャー挑戦できる)条項があるのなら、理論上はそれよりもかなり前。おそらく来オフにもに入団する可能性がある」と最短で今季終了後にもメジャー挑戦する可能性について触れた。また別の記事では、今季ロッテと新たに1年契約を結んだことを報じるなど、動向が注目されている。

 村上は日本選手では王貞治を上回る56本の本塁打記録をつくり、史上最年少で3冠王を獲得したと紹介。村上は三振率が高いことや三塁守備に長けているわけではないとされながら、出塁率が高いことがデータで示された。そして、メジャー挑戦時期については3年契約が終了する「2025年シーズン終了後の移籍が確実」とし、「村上とスワローズは大金を手にする可能性がある」と伝えた。

 山下は「まだなじみのない名前かもしれない」としつつ「佐々木の後継者であることは明らか」と紹介された。その上で「昨シーズンの映像を見れば、山下がいかにMLBの先発投手に似ているかがわかるだろう。(レッドソックスの)ルーカス・ジオリトや(ガーディアンズの)シェーン・ビーバーらが好んだ切り詰めたアームアクションが特徴」とし、90マイル台中盤の速球とカーブが長所と伝えた。また「昨季はキャリアハイの95イニングを投げ、打者の26.4%を打ち取る一方、四球は8%以下だった」と制球の良さにも触れた。そして、メジャー移籍時期については「佐々木やマリーンズと同様、バファローズは山下と長期戦を演じ、できるだけ高額なポスティングフィーを獲得するのが得策だろう。つまり、山下がMLBに飛び込むのは25歳のシーズン後、つまり2028年の冬になると思っておいた方がいい」とした。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年1月27日のニュース