【センバツここが変わる】甲子園練習&応援団賞5年ぶり復活 低反発の新基準金属バット導入で本塁打数は?

[ 2024年1月26日 16:12 ]

阪神甲子園球場
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 第96回選抜高校野球大会(3月18日開幕・阪神甲子園球場)の選考委員会が26日、大阪・梅田の毎日新聞大阪本社で行われ、出場32校が決定した。

 注目の21世紀枠には別海(北海道・初出場)、田辺(和歌山・76年ぶり3度目)の2校が選出された。また、関東・東京の6校目には中央学院(千葉)が選ばれた。昨春の選抜で山梨県勢初の甲子園優勝を果たした山梨学院は大会連覇を狙う。また、星稜(石川)の神宮大会優勝で北陸に初めて割り当てられた神宮大会枠は日本航空石川(石川)が選出された。

 今年8月に100周年を迎える甲子園。今大会では出場校が大会前に甲子園球場で行う「甲子園練習」が5年ぶりに復帰する。新型コロナ感染拡大防止の観点から、大会中止となった20年以降は実施を見送っていた。昨夏は大会前に出場校が約15分間グラウンドに入れる見学会が行われたが、練習実施は行わなかった。

 昨年から人数制限のなくなった応援では、大会初戦の応援を対象とした「応援団賞」も5年ぶりに復活することが決定。本格的にコロナ禍以前の姿が戻ってくる。

 出場を決めた32校は以下の通り。

【北海道】
・北海 北海道 3年ぶり(14)

【東北3枠】
・青森山田 青森 8年ぶり(3)
・八戸学院光星 青森 5年ぶり(11)
・学法石川 福島 33年ぶり(4)

【関東・東京6枠】
・作新学院 栃木 2年連続(12)
・山梨学院 山梨 3年連続(7)
・高崎健康福祉大高崎 群馬 2年連続(7)
・常総学院 茨城 3年ぶり(11)
・中央学院 千葉 6年ぶり(2)
・関東第一 東京 8年ぶり(7)

【東海3枠】
・豊川 愛知 10年ぶり(2)
・愛工大名電 愛知 12年ぶり(10)
・宇治山田商 三重 16年ぶり(2)

【北信越2枠+神宮大会枠1枠】
・星稜 石川 2年ぶり(16)
・敦賀気比 福井 4年連続(11)
・日本航空石川 石川 4年ぶり(3)

【近畿6枠】
・大阪桐蔭 大阪 5年連続(15)
・京都外大西 京都 18年ぶり(7)
・京都国際 京都 3年ぶり(2)
・耐久 和歌山 初出場
・報徳学園 兵庫 2年連続(23)
・近江 滋賀 2年ぶり(7)

【中国2枠・四国2枠】
・広陵 広島 3年連続(27)
・創志学園 岡山 7年ぶり(4)
・高知 高知 3年連続(21)
・阿南光 徳島 32年ぶり(2)

【九州4枠】
・熊本国府 熊本 初出場
・明豊 大分 3年ぶり(6)
・東海大福岡 福岡 7年ぶり(3)
・神村学園 鹿児島 9年ぶり(6)

【21世紀枠2枠】
・別海 北海道 初出場
・田辺 和歌山 76年ぶり(3)

 <大会展望> 明治神宮大会を制した星稜(石川)の他にも各地区に優勝を狙える有力校が分散している。東北大会準優勝の八戸学院光星(青森)は昨夏の甲子園で経験を積んだ洗平比呂(2年)、岡本琉奨(2年)のドラフト候補左腕2人が軸。東京王者の関東第一も右腕・坂井遼(2年)、左腕・畠中鉄心(2年)とタイプの異なる好投手2人をそろえた。大阪桐蔭は昨秋、守備力に課題を残したものの長距離砲・ラマル・ギービン・ラタナヤケ(2年)、最速154キロ右腕・平嶋桂知(2年)ら大会No.1の戦力を備える。また、今大会から低反発の新基準金属バットが導入となり本塁打数の減少が予想される。投手の攻め方、打撃スタイル、守備位置など各校の「新基準対策」に注目が集まる。

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