オリックス・若月 “若月アロー”で正捕手の座射止める! 盗塁阻止率4割&2年連続GG勝狙う

[ 2024年1月16日 05:45 ]

ノックを受けるオリックス・若月(撮影・井垣 忠夫)
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 “若月アロー”で今季も正捕手の座を射止める。オリックス・若月が大阪・舞洲の球団施設で自主トレを行い、盗塁阻止率4割と、2年連続のゴールデングラブ賞受賞を今季の目標に掲げた。

 「阻止率も上げていきたい。一昨年の4割ちょっとぐらいの数字は残したいですね」

 昨季は日本シリーズ第3戦で阪神・近本の二盗を阻止し、名前の健矢とかけた「若月アロー」がX(旧Twitter)でトレンド入り。大舞台で持ち前の強肩を発揮した一方、レギュラーシーズンでは阻止率が・293にとどまった。規定未達ながら同・442を誇った22年以来の大台を見据える。オフは昨季の映像を徹底研究し、気付いた点をまとめた。

 「(送球の)横ブレが多かったのかなと。しっかり縦のラインを通していけるように」

 昨季は森がFAで加入しながらも、96試合に出場し自身初のゴールデングラブ賞。「単発に終わらないように。獲りたい気持ちはある。地道にやっていきたい」と連続受賞に意欲をのぞかせた。中嶋監督が加入2年目の森を捕手に専念させる方針を示す中、「昨年は(森)友哉がケガもあって、僕の方が多く出たというのはあると思う。もう一回レギュラーをしっかり獲りにいく」と力を込めた。

 昨年12月の契約更改ではヤクルト・サンタナの打撃を参考にしていると明かしていたが、「見ているんですけど、分からなくなりました」と苦笑い。それでも「ああいう逆方向に長打が打てるのは捕手としても嫌」と、本家ばりの反対方向への痛烈な打球を理想に掲げた。名コンビだった山本がメジャーに移籍しても、攻守両面に確実性を上げて扇の要を死守する。 (阪井 日向)

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