オリ・内藤“第二の故郷”にプロ初アーチ届ける! 母校・日本航空石川が被災「元気与えられれば」

[ 2024年1月15日 05:45 ]

オリックス・内藤(撮影・後藤 正志)
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 オリックス・内藤が14日、被災地に届けるプロ初アーチを誓った。日本航空石川を経て今季で2年目。高校通算53本塁打の大砲候補はこの日から大阪・舞洲で自主トレを開始した。石川県輪島市にある母校が能登半島地震で甚大な被害を受けた中、後輩や世話になった人を勇気づける活躍を期した。

 「避難所にいる友達も多い。学校も大変なことになっているんで。僕が活躍することで元気を与えられれば」

 元日は名古屋市内の実家におり、テレビに映る「第二の故郷」の変わり果てた町並みにショックを受けた。水やカイロを届けるべく現地入りを考えたが、交通事情を考慮して断念。火災に見舞われた「輪島朝市」にも「よく食べに行っていた」という。母校の野球部が練習拠点を山梨県の系列校に移す現状にも心を痛めている。

 ドラフト2位で入団した1年目の昨季は5月に左膝を手術した影響もあり1軍出場なし。既に完治し、今季は自慢の長打力を見せつける意気込みだ。「1軍で活躍するのが第一。(本塁打を)ニュースとかで見てもらえれば」。飛躍の年にしたい大きな理由ができた。(山添 晴治)

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