ソフトバンク“和田ショック”を韓国メディアも報道 現地では今オフに生え抜き41歳ベテラン選手が移籍

[ 2024年1月12日 10:07 ]

ソフトバンク・和田
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 西武から国内フリーエージェント(FA)権を行使してソフトバンクに移籍した山川穂高内野手(32)の人的補償をめぐり、ソフトバンクが日米通算163勝を誇るベテラン左腕・和田毅投手(42)をプロテクトリストから外していたことが明らかになった“和田ショック”を韓国メディアも報じた。

 中央日報は11日に「日本もキム・ガンミン事態?」と題し、西武が人的補償で和田を獲得する方針を固めたという日本の一部報道を紹介した。

 その後、西武が和田でなく甲斐野央を人的補償として獲得すると正式発表。ただ、プロテクト漏れが明らかとなり“和田ショック”として波紋を広げている。

 同紙は和田が2004年のアテネ五輪、2006年の第1回WBC、2008年の北京五輪に日本代表として選出され、北京五輪では予選リーグの日韓戦で先発したことなどから韓国内でも知られた投手であるとした。

 その上で“和田ショック”について「キム・ガンミンを思い出させる」と記し、SSGランダースからハンファ・イーグルスに移籍したベテラン外野手キム・ガンミンの名前を挙げた。

 41歳のキム・ガンミンは高校卒業後から23年にわたり、SSGランダース(旧SKワイバーンズ)で通算1919試合に出場した生え抜き選手だったが、23年シーズン終了後、2次ドラフトで保留名簿から外れており、ハンファが指名。悩み抜いた末、移籍する道を選択した。この移籍をめぐり、SSGが「フランチャイズスターを疎かにした」と批判を受けた。

 ソフトバンクの“和田ショック”も「ファンの非難を免れなかった」とし、日本のファンが王貞治会長ら球団フロントに苦言を呈していることを紹介した。

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