阪神・島本 亀田家に3150(サイコー)な快投を ボクシング好きで親交「ポーズは打者に怒られる…」

[ 2024年1月12日 05:15 ]

亀田和毅(左)と2ショット写真に納まる島本 (島本提供写真)
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 阪神・島本が今季、「亀田家」に“3150”(サイコー)な快投を届ける。昨年、知人の紹介で親交を深めたのはボクシング元世界2階級制覇王者の亀田和毅。SNSのダイレクトメッセージでやりとりする仲で、リーグ優勝時にも「おめでとう!」などと祝福の言葉が届いた。

 「和毅さんとは食事も行かせていただいて、阪神戦も何度か見に来てもらって。メッセージもくれるので、ありがたいですね」
 元々、ボクシング好きの島本にとって亀田3兄弟の三男で、WBO世界バンタム級王者、WBC世界スーパーバンタム級王者まで上り詰めた和毅は憧れの存在。「すごく優しいですしいつも“頑張ってや”と声をかけてくれる」と異業種のトップアスリートとの出会いを力に変えている。

 さらに、昨年末には3兄弟の父でボクシングトレーナーの史郎氏とも会食。その場で“珍要求”を出されたという。「史郎さんに“3150”ポーズを広めてほしいと(笑い)。“マウンドで抑えた後に3150ポーズやってほしい”と言われました」

 両拳を横に突き出す「3150」ポーズが代名詞の史郎さんからのむちゃぶりには「それをやったらバッターに怒られるので…」とやんわり断りを入れたものの投手としてのパフォーマンスで亀田家を喜ばせるつもりだ。

 「史郎さんも(リーグ優勝&日本一は)“ほんまにすごいな。ほんまにすごいわ”と言ってくれた。応援されていることは幸せなことなので、いいところを見せたい」。今季は50試合登板をノルマに、勝ちパターン入りを目指す。“3150”な一年を送り、亀田家と再会する。(遠藤 礼)

《亀田三兄弟の三男》 ◇亀田 和毅(かめだ・ともき)1991年(平3)7月12日生まれ、大阪市西成区出身の32歳。興毅、大毅との「亀田三兄弟」の三男。8歳でボクシングを始め、15歳からメキシコで武者修行。08年11月に同地でプロデビュー。13年8月にWBO世界バンタム級王座を獲得し、史上初の3兄弟世界王者を達成(防衛3)。18年11月にWBC世界スーパーバンタム級暫定王座を決定戦で獲得し、世界2階級制覇。19年7月に正規王者との統一戦に敗れて陥落。23年フェザー級転向も、10月7日の初戦は敗戦。身長1メートル71の右ボクサーファイター。40勝(22KO)4敗。

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