落合博満氏 生まれ変わったら野球選手になりたくない理由 なりたいのはプロボウラーではなく

[ 2024年1月12日 17:20 ]

落合博満氏
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  現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(70)が12日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。好評企画「オレ流質問箱」に寄せられた様々な質問に回答した。

 今回は「以前に質問箱で〝生まれ変わっても絶対にプロ野球選手になりたくない〟とおっしゃっていましたが、できれば理由も教えてください」だった。

 落合氏は「まずこれに関して言うと練習がきついっていうことね」と驚きの回答。「チームでやるプレーなんで、いくら自分がいい成績を収めてもチームの成績が悪ければあまり評価を受けないっていうようなこと」と理由を説明した。

 「野球選手っていうのは監督、コーチが〝じゃあ使ってみよう〟と思わなければゲームに出られないっていうこと。まして好き嫌いで使う監督っていうのもいるんでね。正当なる評価を受けてっていうのがなかなか難しい世界」と首脳陣次第で選手の評価が変わると持論を展開。「あと短命であるということ。野球選手の選手寿命っていうのは今は6年から7年くらいなんだろうと思いますけど。20年やる選手もいる。そういう中からすれば野球生命っていうのは短いっていうことね。そういうものを加味して野球選手になりたいか、なりたくないかって言えばなりたくない」と選手生命の短さも理由とした。

 生まれ変わったら何になりたいかについては「一番、個人的に成績をあげられて長いことやれるっていうのは、プロゴルファーなんだろうと思います」と回答。大学中退後にプロボウラーを目指したこともあり、球界屈指のボウリングの腕前を持つことで知られる落合氏だが、意外にもボウリングではなかった。プロゴルファーを選んだ理由については「一流にならなければっていうけども、プロゴルファーには引退はないんです。野球選手に引退はあるけどもね。いくつになってもトーナメントに出ようと思えば出られる。シード獲れば何試合かは確保される。シニアっていう競技もあるくらいなんでね。できればその成績で評価される、人からの評価を受けないで、自力でやり遂げることができるっていうことを考えると。次に生まれたらプロゴルファーでも目指してやってみたいなっていう気持ちは多少あるっていうことですね。だから、野球選手にはなりたくないです」と説明した。

 過去にボウリングの最高スコアは「よく覚えてないんだよ…250~270くらいなんだろうとは思うけどね」と話していた落合氏。プロボウラーについては「(目指したことは)あったよ。まあ、おそらく(プロには)なれなかったと思うけどね」と振り返ったこともある。

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