ベンチプレスのバーも上がらなかった高卒ルーキーがメジャーリーガーまで急成長「木の棒から始めて…」

[ 2024年1月10日 20:09 ]

勝利の瞬間、松田宣浩(左)とハイタッチするソフトバンク時代の川崎宗則(右)
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 日本ハム、ダイエー(現ソフトバンク)などでプレーした田口昌徳氏(53)が大久保博元氏(56)のYouTube「デーブ大久保チャンネル」に出演。ダイエー入団からメジャーリーガーになるまである意味一番成長した内野手を明かした。

 田口氏がとくに印象に残っているのは「ムネリン」こと川崎宗則だという。

 鹿児島の鹿児島工から1999年ドラフト4位でダイエー入団したが、当初はベンチプレスの20キロのバーも上げられないほど非力だったという。

 「バーも持てなくて木の棒を使った。木の棒から初めてメジャーリーガーになりました」

 プロ入団後の成長で言えば、ベンチプレスで木の棒を使っていたところからメジャーリーガーに出世した川崎は一、二を争うかもしれない。

 入団後もプロの壁にはね返され、鹿児島に帰ってしまったこともあった。

 薩摩のイチローを意味する「サツロー」がニックネームだった打撃は元来のセンスはあったが、守備は森脇浩司氏の指導で上達。盗塁、最多安打のタイトル獲得、ベストナイン、ゴールデングラブ2度受賞とリーグを代表する選手に成長。2012年にはマリナーズとマイナー契約を結び、開幕に合わせてメジャー昇格を決めた。

 肉体も含め、加速度的に成長した驚異の選手だ。

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