【24年ドラフト候補　西日本】投手歴2年弱で最速152キロ　神戸弘陵・村上泰斗

神戸弘陵・村上泰斗

　西日本の2024年ドラフト候補を紹介する。

　【神戸弘陵・投手　村上泰斗】未完の大器がNPBスカウトも目を離せないほどの急成長を見せている。神戸弘陵（兵庫）の村上泰斗は、最速152キロを誇る本格派右腕。「要所で変化球を決めながら直球で押すのが持ち味です」。高校入学直後に捕手から投手に転向し、投手歴はわずか1年9カ月。それでも1年秋に142キロだった自己最速が2年夏に152キロまで伸び、急激な成長曲線を描いている。

　「3年夏までに160キロを出したい。藤川球児さんのように火の玉の直球と言われたい」。1メートル79、73キロとまだ細身で伸びしろ十分。冬の練習次第で世代最速投手に躍り出る可能性を秘める。

　◇村上　泰斗（むらかみ・たいと）2007年（平19）2月20日生まれ、兵庫県猪名川町出身の16歳。小学1年から白金メッツで野球を始め、投手と捕手。中学では大阪箕面ボーイズに所属して主に捕手。神戸弘陵では2年春に背番号11でベンチ入りし、2年秋から背番号1。50メートル走6秒2、遠投100メートル。1メートル79、73キロ。右投げ右打ち。