ソフトB入団の山川穂高 「頑張ろうね」励ましてくれた妻に感謝 FA決断も妻の一言「任せる」

[ 2023年12月19日 15:13 ]

<ソフトバン>入団会見で謝罪する山川(撮影・中村 達也)
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 西武から国内フリーエージェント(FA)権を行使し、ソフトバンクに入団した山川穂高内野手(32)が19日、福岡県内で入団会見に出席し、意気込みを語った。

 会見では、妻への思いも明かした。西武で出場停止処分を受ける中、山川は「とにかく、妻がこんなことをしてしまった家で、いつも頑張って、頑張ろうねという話をして。時にはふざけあったりして、陰ながら励ましてくれた。もう、裏切ることは絶対にしないようにしたい」と約束。

 「娘は状況が分かっていないので、パパ、パパ。遊ぼうと言ってくれる。その家族には救われました。僕の母親、妻の母親、親戚にも心配をかけて、いろいろな人がかかわってくれた。その人たちに助けられましたし、これからは裏切ることはしないようにしていきたい」と改めて口にした。

 今回のFA権取得についても、妻に相談したといい「妻には正直に話すので、すべての話をして、どう思う?と聞いたら“任せる”と言っていただいた。野球人生、残り僕は限られている。一度は引退も考えた。引退するかどうかの会議もしたので、僕の母親と妻と。もう少し頑張ってみようかという話をして、一緒に乗り越えてきてくれた。妻が好きにしてと言ってくれました。任せると言ってくれた言葉で、僕がどんな決断をしても付いてきてくれるんだなという判断になったので、すべてを踏まえてホークスさんにお世話になる決断をしました」と明かした。

 会見冒頭で山川は「一連の私の不祥事で多大なるご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます」と謝罪から入るなど、終始、反省の気持ちを表現した。

 山川は申請期限最終日だった11月14日、FA権の行使を宣言。知人女性への強制性交の疑いで書類送検された影響で、今季は17試合の出場にとどまったが、ソフトバンクは水面下で入念に調査し、4年総額12億円プラス出来高で合意。また、背番号は「25」に決まった。

 ◇山川 穂高(やまかわ・ほたか)1991年(平3)11月23日生まれ、沖縄県出身の32歳。中部商から富士大に進み、2、3年時に大学日本代表。13年ドラフト2位で西武入団。18、19年に本塁打王、22年は本塁打王と打点王の2冠。今年3月のWBCでは侍ジャパンで世界一に貢献。1メートル76、103キロ。右投げ右打ち。

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