阪神・中野が新選手会長に 「後輩たちにものびのびプレーできる環境をつくってあげたい」と所信表明

[ 2023年11月23日 05:15 ]

<タイガース杯ゴルフ> 笑顔でラウンドする中野(右)と植田(撮影・大森 寛明)
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 阪神・中野拓夢内野手(27)が新選手会長に就任することが22日、判明した。この日のタイガース杯ゴルフでグロス103(アウト55、イン48)ながらハンデに恵まれて優勝し、表彰式で「来年は選手会長になります。連覇できるように頑張ります」とスピーチした。21年から3年間務めた前会長の近本からバトンを受け、第19代選手会長として近々、正式発表される。

 「近本さんからは軽い感じで“頼んだ”とお願いされました。引っ張っていこうと考えずに、自分がやるべきことをやって、他の選手がやりやすい環境をつくっていきたい」

 副会長を務めた入団3年目の今季は、全143試合に「2番・二塁」でフルイニング出場を果たし、リーグ優勝、そして38年ぶりの日本一に貢献。ゴールデングラブ賞も初受賞した。開幕前には侍ジャパンでWBC世界一も経験するなど飛躍の1年を過ごした。日本一球団をまとめあげる来季リーダーの適任者は、実力、経験、人気の三拍子を兼ね備えた中野しかいない。

 「(日大山形高で)キャプテンはやったことあるんですけど、あまり役職に就くとか表に立たなかったので、初めての立場です。優勝した後でプレッシャーというか、見られる部分も多いと思いますが、自分らしく、チームのためにやっていきたい」

 そう話した新選手会長。レギュラーシーズンをぶっちぎる原動力となった総合力と一体感をつくり上げたのが原口や糸原ら先輩たちだと言い、「後輩や今度入ってくる選手たちにものびのびプレーできる環境をつくってあげたい」と所信表明した。

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