阪神・湯浅 侍戦友ダルから学んだ知識生かして手に入れる“〇〇ボディー”

[ 2023年11月8日 05:15 ]

阪神・湯浅
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 阪神・湯浅京己投手(24)が7日、秋季キャンプに参加するために高知入りした。日本一になった喜びもつかの間、西純、小幡、小野寺、渡辺諒ら7人とともに、きょう8日から練習に合流する。故障に泣いた反省を生かし、“ケガ知らずボディー”に仕上げることをテーマにした。

 「今シーズンは、肉離れを2カ所やりましたし。体づくりは、今までも考えながらやってきましたけど、いろいろと試しながらやっていければと思う」

 今オフは、体の強化とメンテナンスに細心の注意を払う。「トレーナーさんと栄養士さんと、いろいろと話しながらやろうと思います」。10月のみやざきフェニックス・リーグからトレーニングと食事面で新しい取り組みを始め、今キャンプではそれらを継続、昇華させていく考え。今年3月の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でチームメートになったパドレス・ダルビッシュから教わったサプリメント摂取の知識を大切にしながら、「できるだけ食事で(栄養を)取ろうかなと思う」と日々の食生活に最大限気を配る計画だ。

 6月に右前腕、7月に左脇腹を痛めた。特に右腕の故障は「ちょっと違和感があったら感覚がおかしくなるというか。どうやって投げていたか、分からなくなるくらいおかしいときもあったので」と振り返るほどバランスを崩した。同じ思いをしないために「ケガを防げるように、いろんな面から丈夫な体につくり上げたい」という決意を秘めている。

 オリックスとの日本シリーズは、2試合で好救援をしたものの、1年トータルで考えれば「本当に悔しかった」と素直な心境を打ち明けた。「来年こそ一試合でも多く投げてチームに貢献したい」。今季完走できなかった守護神のポスト。その座にもう一度返り咲くために、体を一から見つめ直す。(倉世古 洋平)

《湯浅の経過》
 ▽6月15日 オリックス戦で1点優勢の9回に2被弾し救援失敗。岡田監督が2軍再調整を決断し、翌16日に出場選手登録を抹消。
 ▽7月10日 右前腕筋挫傷のため、ファン投票で選出されていた球宴の出場辞退を発表。
 ▽30日 2軍の広島戦で左脇腹を負傷。
 ▽10月1日 2軍の広島戦で実戦復帰し1回を無失点。
 ▽31日 1軍に合流。30日に終了した「みやざきフェニックス・リーグ」では5試合に登板し無失点。
 ▽11月1日 オリックスとの日本シリーズ第4戦。同点の8回2死一、三塁で救援。中川圭を二飛に仕留める“1球ホールド”。
 ▽2日 第5戦、2点を追う8回に救援し、1回を無安打無失点。直後に打線のイニング6得点で逆転して勝利投手。

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