阪神・村上 今季ワーストタイ4失点「打たれるべくして打たれた」 由伸には脱帽「全然違う」

[ 2023年11月5日 05:15 ]

SMBC日本シリーズ2023第6戦   阪神1ー5オリックス ( 2023年11月4日    京セラD )

<オ・神>ベンチで、うなだれる村上(撮影・平嶋 理子)
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 日本一をたぐり寄せるべくマウンドに上がった阪神先発・村上にとって、結果は非情だった。今季ワーストタイの4失点で、5回限りで降板。ベンチでタオルに顔をうずめ、うなだれるしかなかった。

 「しっかり投げきることができなかった…それだけです。打たれるべくして打たれた」

 抜群の制球力は影を潜め、わずかに甘く入ったボールを痛打された。先制してもらった直後の2回には自己最速を2キロ更新する154キロ直球を若月に右前適時打とされるなど勝ち越しを許し、1点を追う5回1死二塁では紅林に浮いたフォークを仕留められ左中間への2ランを浴びた。第1戦では投げ勝った山本とのレギュラーシーズンを含めて3度目の投げ合いで、完敗。138球を投じて完投した同学年右腕に、脱帽するしかなかった。

 「投げる球が違うし全然違うなと。この時期であんなに球数投げて、スピードも落ちずに投げられるのは、凄い」。自身に足りない部分を「全部です」と表現した。飛躍の1年の最後で味わった悔しさを、さらなる成長の糧としてみせる。(阪井 日向)

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