オリックス・東「フードがついてたらダメやったらしくて。次のやつ持ってきたらサイズが小さかった」

[ 2023年10月31日 22:44 ]

SMBC日本シリーズ2023第3戦   オリックス5―4阪神 ( 2023年10月31日    甲子園 )

<神・オ>平野佳(右)に抱き寄せられて握手を交わす東。左は宇田川(撮影・北條 貴史)
Photo By スポニチ

 オリックスの6年目右腕・東晃平投手(23)が「SMBC日本シリーズ2023」第3戦に先発登板。5回5安打1失点と好投し、育成出身選手として球団初となる日本シリーズの先発勝利を飾った。

 甲子園のある兵庫県出身で、神戸弘陵から2017年育成ドラフト2位で入団した東は昨年7月に支配下契約となり、1軍デビューしてからレギュラーシーズンでは14試合負けなしの7連勝中。

 ロッテと対戦した20日のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第3戦(京セラD)でも勝敗は付かなかったものの5回4安打無失点と好投していたが、初の大舞台でまたも快投を見せた。

 5回の打席では送りバントに失敗するも敵失で一塁に残り、宗に今シリーズ12打席目にして初安打となる二塁打が出ると、激走で一気に本塁生還を果たす場面も。一走に出た際には手渡されたウインドブレーカーをすったもんだの末に着ずに返し、その後の激走だった。

 東との試合後の一問一答は以下の通り。

 ――きょうを振り返って、一番良かった部分は。

 「良かった部分はどうなんですかね。全員バッター勝負できてたので、そこは一番良かったのかと思います」

 ――全球種で、ある程度操れた。

 「そうですね。そこまで荒れずにある程度は操れて、後半はもうあんまコントロールできてなかったんで、もう気持ちでっていう感じで」

 ――楽しんで投げたいと話していたが、楽しめたか。

 「結構楽しめました」

 ――完全アウェー、阪神ファンの応援について。

 「初回、すげえと思ってバッターと勝負してたら、そんな聞こえない感じだったんで。大丈夫かなって」

 ――緊張はほぼしなかった。

 「緊張は試合前だけでした。投げてる時は緊張っていうのはなかったです」

 ――2回に1点取られてからヒットは続いていた。

 「当たりもそこまでいい当たりばっかりじゃなかったので、仕方がないっていう。切り替えはしっかりできてたので、最少失点でいけて良かったです」

 ――走者で出た時のウインドブレーカーを着なかった。

 「なんか僕が着ないつもりやったんですけど、なんか着ろみたいなって。フードがついてたらダメやったらしくて。次のやつ持ってきたらサイズが小さかった」

 ――じゃあ、もういいですみたいな。

 「もう待たせるのもあれだったんで、いいです」

 ――足にはあまり自信がないっていう話。

 「しっかり速かったですか。人生で一番足速かったかなと思うんですけど」

 ――打球を見た瞬間いけるな、と。

 「2アウト、フルカウントでしたっけっていうのもあったんで。走ってたんですけど、かえれてよかったですね」

 ――こういう大舞台で、勝利投手。

 「ホッとしてますし、この経験っていうのは、なかなかできることではないので、しっかり来年につながるようにっていう気持ちです」

 ――近本にはけん制を続けたら

 「来るなっていうよりかは、どっちかって、ワンアウト取ってからだったんで、向こうも、二塁に行きたいっていう思ってたので、ある程度入れとこうっていう、あれだったんですけど。もうけんやさんが、バッター集中で来いっていう、あれだったんで、2球だけ入れて」

 ――ずっと負けなし。

 「運がいいのか、これ、たまたまなのか分かんないですけど、ま、継続できるように。いけるとこまでいこうかなと思います」

 ――3回には広岡が左翼で好守。

 「大きかったですね、やっぱり」

 ――1、2番は出したくなかった

 「やっぱり出したくないっていうのもあったし、良かったです」

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年10月31日のニュース