藤浪「オリックスの短期決戦の強さを垣間見ました」5回終え1―4の阪神キーマンは「テルとユウスケ」

[ 2023年10月31日 20:11 ]

SMBC日本シリーズ2023第3戦   阪神―オリックス ( 2023年10月31日    甲子園 )

<神・オ>甲子園球場を訪れ、日本シリーズをスタンドから見守った藤浪(撮影・平嶋 理子)
Photo By スポニチ

 オリオールズの藤浪晋太郎投手(29)が31日、「SMBC日本シリーズ2023第3戦」が行われる甲子園球場に来場。シックなスーツ姿でスタンドに足を踏み入れた。

 藤浪は5回を終え4―1とオリックスが逆転でリードを奪う展開に「オリックスの短期決戦の強さを垣間見ました。(5回の)紅林がボール球を打ってのヒット、ミスにつけこんで取るべきところで点を取りました。宗が2球で追い込まれながらフルカウントまで持っていったのが大きかったと思います」と2回に先制されながらも、4回の頓宮の本塁打と、5回の攻撃で阪神先発・伊藤将から3点を奪ったオリックス打線を分析。

 一方、阪神については「阪神は(佐藤)テルと(大山)ユウスケの長打ですね。リリーフも良いピッチャーが出てくる中で連打もなかなか厳しい中なので」と自身の考えを示した。

 試合は2回に1死一、三塁から阪神・坂本の一、二塁間を破ろうかという当たりの間に、三走・大山が先制のホーム。一方、オリックスは相手先発・伊藤将の前に3回まで無得点も、4回に頓宮がバックスクリーン左のスタンドギリギリに同点弾。続く同点の5回に紅林、若月の連打でチャンスをつくると、広岡の遊ゴロ併殺の間に勝ち越し。2死一、二塁から宗が7球粘った後のフルカウントから真ん中に入ってきた142キロの直球を見逃さずフルスイングし、右中間を破る2点適時二塁打で点差を広げた。

 試合前には、黄色に染まった甲子園の雰囲気を肌で感じ「新鮮ですね、ここから見るのは。今日は安定感ある将司を策士・中嶋監督のオリックスがどう攻略するか楽しみですね」と試合前から、関西ダービー第3Rに期待感を口にしていた。

 藤浪のメジャー1年目の成績は64試合で7勝8敗、5ホールド、2セーブ、防御率7・18。地区シリーズの26人の登録ロースターに入らず、チームは3連敗であっけなく終戦。プレーオフの登板はなかった。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年10月31日のニュース