日本シリーズ第5戦先発の阪神・大竹 ソフト時代に味わったオリックスとの「苦い思い出」を快投で晴らす

[ 2023年10月31日 05:15 ]

甲子園のマウンドで投げ込む大竹(撮影・椎名 航)
Photo By スポニチ

 阪神の大竹が、オリックスへの“リベンジ”を懸けた第5戦の先発マウンドに上がる。

 ソフトバンク時代に唯一開幕ローテーション入りを果たした21年、シーズン初登板となった3月31日のオリックス戦で3回7安打7失点と乱れた。結局、同年の先発はこれっきり。当時の悔恨は今も胸に残り「苦い思い出がある。その時とは変わったというのを自分でも示したい」と言葉に力込めた。

 「今年の最後(の登板で)、やられた相手にリベンジというか、自分の中ではそういう感じで(投げたい)」

 29日の第2戦、西勇を打ち崩して大勝したオリックスの印象については「言わないです。ピッチングに関わるんで」と口をつぐんだ。ただ、警戒すべきは「猫の目打線」だ。オーダーの想定がしにくいからこそ「柔軟に対応したい」と語った。

 伊藤将、才木が連勝でつなげば、日本一が懸かる登板になる。「3勝1敗で回してほしい」と本音をのぞかせつつ「背伸びせずに投げたい」。飛躍の一年を、鮮やかな快投で締める。 (八木 勇磨)

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年10月31日のニュース