阪神・ドラ2椎葉 同郷で「憧れ」藤浪の球団日本人最速162キロへの挑戦に意欲

[ 2023年10月31日 05:15 ]

阪神から指名あいさつを受け、青空を背に笑顔を見せる徳島インディゴソックス・椎葉(撮影・平嶋 理子)
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 MAX159キロの守護神候補が球団最速へ挑む。阪神にドラフト2位指名された四国IL・徳島の椎葉が同市内で指名あいさつを受けた。岡田監督のサイン入りのドラフト入場パスを贈られ「甲子園のマウンドが楽しみ」と胸躍らせた。

 高校は島原中央(長崎)。徳島でプロ注目となった椎葉だが出身は大阪府堺市でオリオールズの藤浪と同郷。「会ったことはないけど憧れの投手。自分もそうなりたい」。今季102・6マイル(約165・1キロ)をマークした藤浪が、阪神時代に記録した球団の日本人最速162キロへの挑戦に意欲を見せた。

 1年前の徳島の入団トライアウトでは142キロ止まり。ウエートトレーニングと7キロの体重増で、9月の独立リーググランドチャンピオンシップ富山戦で159キロを計測した。投手キャリアはまだ4年という伸びしろが期待を膨らませる。

 「バイト先の焼き肉店の賄いで体重を増やした。2合のご飯を食べられるようになった。ケガなく開幕1軍を果たしたい」。今年のリーグ戦で奪三振率11・77を誇った右腕は闘志を高ぶらせた。(鈴木 光)

 ◇椎葉 剛(しいば・つよし)2002年(平14)3月18日生まれ、大阪府堺市出身の21歳。小学1年に高倉台ポニーズで野球を始めて投手と捕手。中学では富田林ボーイズに所属。島原中央では1年春から背番号2でベンチ入りし3年夏から背番号1。甲子園の出場はなし。高卒でミキハウスに入社し、今年から徳島に入団。50メートル走6秒8、遠投115メートル。1メートル82、92キロ。右投げ右打ち。

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