巨人「ほぼ100%ですね。素晴らしいドラフトだった」吉村編成本部長が総括 狙い通りの即戦力5選手

[ 2023年10月26日 21:21 ]

<プロ野球ドラフト会議>中大・西舘の交渉権を獲得し巨人・吉村編成本部長(左)と握手を交わす阿部監督(撮影・西尾 大助)
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 プロ野球のドラフト会議が26日、都内のホテルで行われ、巨人が1位で中大の最速155キロ右腕・西舘勇陽投手(21)を指名。日本ハムと競合の末に阿部慎之助監督(44)が引き当て、交渉権を獲得した。本指名選手は5人。社会人から4選手指名は17年以来6年ぶり、高校生指名なしは09年に次いで2度目となった。育成では高校生4人を含む7選手を指名し、今ドラフト指名選手は12選手。ドラフト戦略の変革が見える指名となった。 指名選手一覧

 全指名終了後に今ドラフトを振り返った吉村禎章編成本部長は、1位の西舘について「阿部監督がね、当ててくれて良かったです」笑顔。2位以下は社会人4選手だったことについては「スカウト部長はじめ、スカウトが推薦してくれた通り、ほぼ100%ですね。素晴らしいドラフトだったと思います」と総括した。

 2位の26歳・森田の指名については、水野スカウト部長が「使えるんじゃないかなと。年齢いっていますけど、ここ1、2年はトヨタに補強されたりしていい投球をしているので、先発、リリーフどちらでもいけるんじゃないかなと」と評価。「(ドラ5の)又木投手も24歳ですけど、制球力もついてきているので、1年目から2人とも勝負してほしいなという思いですね」と期待を口にした。

 水野氏は続けて3位指名の佐々木について「佐々木選手は非常に肩が強くて、(4位)の泉口選手もNTTでレギュラー張っていますし、みんな1年目から楽しみな選手で、戦力になってくれると思っています」と語った。

 球団史上2度目となる高校生の本指名ゼロという即戦力重視となったが「そうですね。優勝できていませんので、即戦力ということで。あとはここ1、2年で育成の選手も育ってきている。高校生は育成の方で育成してもらって、支配下の方は社会人中心になりました」と球団の考えを代弁した。

 今ドラフトは1位指名公表が4球団と少なかったことには「公表することによって評価しているということを西舘投手に敬意を表したかった。公表に近い形で」。最後に西舘の起用方について「それは現場でキャンプで見ながらですね」と語った。

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