【ドラフト】巨人は5選手で本指名終了 見えた変革 高校生0人は09年以来2度目 6年ぶり社会人4人

[ 2023年10月26日 19:17 ]

中大の西舘勇陽の交渉権を獲得した巨人・阿部慎之助監督
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 巨人・阿部新監督が大仕事!プロ野球のドラフト会議が26日、都内のホテルで行われ、巨人が1位で中大の最速155キロ右腕・西舘勇陽投手(21)を指名。日本ハムと競合の末に阿部監督が引き当て、交渉権を獲得した。本指名選手は5選手。高校生の指名はなく、ドラフト戦略の変革が見える指名となった。 指名選手一覧

 新庄監督とクジを引き合い、後に引いた阿部慎之助監督が静寂を切り裂く大きなガッツポーズを見せ、会場に歓声が沸いた。「久々にガッツポーズしました!」と興奮気味に語った阿部新監督はテレビカメラの向こうの大学の後輩・西舘に「ともに優勝を目指して頑張りましょう!」と熱いエールを送った。

 2位ではサプライズ指名を見せた。富山商時代から好素材として注目を浴びていた長身左腕のHonda鈴鹿・森田駿哉投手(26)。甲子園のスターながら、法大からHonda鈴鹿に進みケガにも苦しんだが、最速150キロの直球に磨きをかけ、ついにプロの世界にたどり着いた。26歳の本格派左腕は、即戦力として期待される。

 3位は日立製作所の俊足巧打の佐々木俊輔外野手(24)。4位はNTT西日本の遊撃での好守光る泉口友汰内野手(24)。5位で日本生命の独特なフォームが特徴の左腕・又木鉄平投手(24)を指名した。

 巨人は5選手で本指名選択終了を宣言。社会人から4選手指名は17年以来6年ぶり、高校生指名なしは09年に次いで2度目となった。

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