【ドラフト会議】“クジ運悪い”岡田監督、今年は一本釣り!16年大山以来7年ぶり阪神単独で交渉権獲得

[ 2023年10月26日 17:10 ]

<プロ野球ドラフト会議2023>交渉権を獲得し笑顔を見せる阪神・岡田監督(撮影・西尾 大助)
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 プロ野球のドラフト会議が26日、都内のホテルで行われ、阪神は青学大の下村海翔投手(21)を1位で入札。単独での指名となり、交渉権が確定した。

 同じ青学大の常広羽也斗投手(22)は競合が予想されていたこともあり、身長1メートル74ながら最速155キロで“村上2世”と称される逸材・下村の1本釣りを狙ったもので、見事に奏功した。

 岡田監督のくじ運は残念ながら強くない。04~08年の阪神第1次政権、10~12年のオリックス監督時代の計8度、そして昨年を含めて9度のドラフト会議の抽選に参加。07年高校生ドラフトの外れ1位で、横浜(現DeNA)との競合の末、高浜(21年引退)を引き当てたのが唯一の当たりクジで、ここまで6連敗中だった。

 昨年は高松商(香川)・浅野翔吾外野手の抽選で、くしくも巨人と2球団競合。SNSで「ドラフトでも伝統の一戦」などと注目されたクジは、抽選順が先だった原監督に“奪われ”、岡田監督には当たりくじが残っていなかった。阪神はその後、外れ1位で中大・森下翔太外野手(22)を指名し、交渉権を獲得した。

 昨年のドラフト会議では、前日の取材対応で、これまでは「右肩痛」のため左手でくじに臨んでいたことを告白。「(右肩も)だいぶん回復したんでね。占いが良かったら、右手で引こうかなと思いますけどね。右手が上がらなかったからね。箱に入れるのが痛かった。本当の話」と、ユーモアたっぷり語っていたが、宣言通り、黄金の右手を解禁したものの、当たりクジをつかむことができなかった。今年はその黄金の右手を出さずに“勝利”した。

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