“隠し玉”指名あるぞ 米大学でプレーする大山盛一郎を複数球団リストアップ 身体能力抜群の内野手

[ 2023年10月26日 05:20 ]

カリフォルニア大アーバイン校でプレーする大山(本人提供)
Photo By 共同

 26日に開催されるNPBのドラフト会議で、逆輸入の「隠し玉」としてカリフォルニア大アーバイン校でプレーする大山盛一郎(じょういちろう)内野手(22)を、複数球団がリストアップしていることが25日、分かった。興南(沖縄)を卒業後に渡米し、米大学のトップレベルで活躍している若武者だ。

 19年にマーセッドカレッジに入学し、1年目からレギュラーとして活躍。その後、最もレベルの高いリーグと言われているカリフォルニア大アーバイン校に編入した。1メートル68ながら高い身体能力を誇る左打者で、今夏は全米から招待された注目選手が集まる「ケープコッド・リーグ」に参加。二塁手の最優秀選手に選ばれ、米球界でも注目を集めている。

 興南では3年生だった18年に夏の甲子園出場を決めたが、故障のため夢見た聖地でプレーすることはかなわなかった。米国への進学を決め、野球の母国で腕を磨いてきた。大学生活を経て体も一回り大きくなり、長打力も備わった。大学では「Jo Oyama」の名前で登録されている。

 米国でも関心を向けられているが、NPBのドラフト会議の規約が改定されたことで、海外の学校に在学中の選手との契約締結交渉期間は会議翌年の7月末日までとなった。選手は例年6、7月に行われる大リーグのドラフト会議の結果を待って日米の球団から進路を決定することも可能となり、球団側も指名に踏み切りやすい状況となっている。

 また、台湾の高校3年生で日本国籍の選手もリストアップされているもようだ。

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