【ドラフト会議】ロッテが4度目の1位指名で明大・上田希由翔の交渉権 勝負強い打撃はDeNA牧タイプ

[ 2023年10月26日 17:50 ]

明大・上田希
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 プロ野球のドラフト会議が26日、都内のホテルで行われ、ロッテが1位で明大の主将・上田希由翔(きゅうと)内野手(22)を指名した。 ドラフト速報

 3球団競合した度会、中日と2球団競合の外れ1位・草加、日本ハムと2球団競合した外れ外れ1位・細野を立て続けに外し、4度目の指名となった上田でようやく交渉権を獲得した。

 東京六大学リーグ通算打率3割超の確実性と、長打力を併せ持つDeNA牧タイプの好打者。リーグ通算単独4位となる74打点目をマークするなど、大学球界では最上位級評価の打者に成長した。

 希由翔で「きゅうと」。名前に込められたのは「希望に向かって自由に翔ぶ」の願いだ。「かわいい」も意味する響きに、女の子に間違われることもあった保育園の頃は恥ずかしくて泣いたこともある。だが、今は打撃用レガースに「Cute」と刻むほど愛着がある。

 母・恭代さんは、トヨタ自動車母体の女子バスケチームの選手だった。そんな母の口癖は「感謝と謙虚の気持ちを持って愛される選手になりなさい」。身長1メートル77の母から1メートル82、90キロの恵まれた体を譲り受け、名門の主将としてチームを引っ張った。

 明大からは13年連続でドラフト指名となった。

 ◇上田 希由翔(うえだ・きゅうと)2001年(平13)8月12日生まれ、愛知県出身の22歳。小1から野球を始め、岡崎南中では幸田ボーイズに所属。愛知産大三河では2年夏に甲子園出場。明大では1年春にリーグ戦デビューした。1メートル82、90キロ。右投げ左打ち。

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