【ドラフト会議】新井監督叫んだ!広島が青学大・常広羽也斗を1位指名で交渉権獲得 楽天と競合

[ 2023年10月26日 17:27 ]

<ドラフト会議>常広の交渉権を獲得した広島・新井監督(右)(撮影・西海健太郎)
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 プロ野球のドラフト会議が26日、都内のホテルで行われ、広島が1位で青学大の最速155キロ右腕・常広羽也斗投手を指名。楽天との競合の末に新井監督が引き当て、交渉権を獲得した。

 広島は楽天と1位指名で競合。新井監督は今江新監督の後に右手でくじを引くと、右手を突き上げながら「ヨシッ」と大声で叫び喜びを爆発。「本当に緊張しました。クライマックスシリーズで菊池にスクイズのサイン出した時以上に緊張しました」と満面の笑顔。

 常広は大分県出身で森下とは同郷だけに「何年後にはチームの核になれる素晴らしい投手。名前からして我々カープに縁を感じていた。同郷の森下先輩がいるので安心して来てほしい」と呼びかけた。

 東都リーグ春秋連覇、全日本大学野球選手権制覇で名門復活を果たした今年の青学大において、下村海翔投手(4年)と両輪を担いチームをけん引してきたのが常広だ。最速155キロの直球にフォーク、カーブなどを制球良く操る本格派右腕。6月の全日本大学選手権では10奪三振の完封で18年ぶりの優勝に貢献し、MVPと最優秀投手賞を獲得。18日の秋季リーグ日大戦でも5安打1失点の完投勝利で17年ぶりの連覇を呼び込む好投を見せた。

 県内屈指の進学校である大分舞鶴での甲子園出場経験はない。1年から活躍していたスポーツ推薦組とは違い、指定校推薦で入学した。周囲の強豪校出身者、甲子園経験組に「絶対に負けたくない」と反骨心から努力を重ね、昨シーズンまでの抑えから大学最終学年はエースとして先発を任せられるようになった。即戦力としてだけでなく、将来性も高く評価される右腕がプロでもさらなる成長を遂げる。

 ◇常広 羽也斗(つねひろ・はやと)2001年(平13)9月18日生まれ、大分市出身。豊府小3年時に野球を始め、南大分中時代は大分リトルシニアに所属。大分舞鶴では甲子園出場なし。50メートル走6秒1。遠投120メートル。好きな芸能人はくりぃむしちゅーの有田哲平。座右の銘は「一生懸命」。1メートル80、73キロ。右投げ右打ち。

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