【ドラフト会議】歓喜の涙!DeNAがENEOS・度会隆輝を1位で獲得!3球団競合…指名漏れから3年

[ 2023年10月26日 17:14 ]

<ドラフト会議 ENEOS・度会>DeNAが交渉権を獲得し涙を浮かべるENEOS・度会(撮影・光山 貴大)
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 プロ野球のドラフト会議が26日、都内のホテルで行われ、DeNAが1位でENEOSの度会隆輝外野手(21)を指名。中日とロッテの3球団競合の末に三浦監督が引き当て交渉権を獲得した。

 川崎市内で会見に臨んだ度会は三浦大輔監督が「交渉権確定」の用紙を高々と掲げると、思わず鼻をすすり、涙を見せ、深呼吸をする場面も。地元・横浜出身で3年前は指名漏れの経験も味わったとあり、感無量の面持ちだった。

 三浦監督も興奮した表情を見せ右腕を高々と突き上げガッツポーズ。笑顔で「走攻守そろった選手だと思います。横浜スタジアムで待ってます」とテレビカメラの向こうの度会に熱いメッセージを送った。

 ヤクルトで活躍したスワローズアカデミー事業部ヘッドコーチの父・博文氏(50)に続くプロ入りを、ついに果たした。

 社会人No.1打者として今ドラフトの目玉選手の一人だった左打者。昨年オフに挑戦した自慢の髪型は韓国の7人組アイドルグループ・BTSのメンバーがモデル。「高校時代は坊主だったんですけど、BTSに憧れていましてマッシュヘアという感じです。ちょっとキノコすぎるので、もうちょっと修正を加えたいです。帽子を外した時にサラっとなれば」とはにかんだ表情は、どこにでもいる20歳の青年。だが、一度グラウンドに立てば、走っては50メートルを6秒0、投げては遠投118メートルの強肩を持つ三拍子そろった外野手だ。

 高卒2年目ながら社会人No・1打者として注目を浴び続けた一年。「濃い1年になった。走攻守全てで成長できた」と振り返った。

 横浜時代に指名漏れという悔しさを味わい、その悔しさをバネにさらなる進化を遂げた21歳の挑戦が、始まる。

 ◇度会 隆輝(わたらい・りゅうき)2002年(平14)10月4日生まれ、千葉県出身の21歳。小1から野球を始める。下貝塚中では佐倉シニアでプレーし、U―15日本代表。横浜では1年春からベンチ入りし、1年夏、2年春に甲子園出場。理想の選手はヤクルト・山田。1メートル83、83キロ。右投げ左打ち。

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