阪神・才木　打者20人に無安打で万全調整「いい感じでできた」中7日で日本S第4戦先発か

西勇（右）と談笑する才木（撮影・後藤　大輝）　　
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　阪神は24日に甲子園球場での全体練習でシート打撃を実施し、オリックスとの日本シリーズで先発候補に挙がる才木が打者20人を2四球無安打に抑える好投で順調な調整を披露した。

　生命線と自覚するカーブ、フォークの精度を確認し「カーブでカウントも取れて、フォークで三振も取れた。問題ない」と手応えを強調。14日のみやざきフェニックス・リーグの西武戦（アイビー）以来の実戦感覚やリーグ優勝を決めた9月14日巨人戦以来となる甲子園マウンドについても「問題ない」とうなずいた。

　「今日は自分の感じで投げた。変化球の感じと、マウンドから投げる対打者の感じなどを意識した。いい感じでできた」

　同じシート打撃に投げた西勇と比べて倍の打者数と対戦し、1・5倍以上の75球を数えたことで中7日を空け、11月1日の第4戦の先発へと向かうことになりそうだ。「この時期に野球ができるのはスゴく幸せ。これだけ涼しくなって野球をするのは、結構新鮮味があっておもしろい」。気負いや緊張は一切ない。夢見てきた大舞台を心の底から楽しむだけだ。（八木　勇磨）